「生きる力をつけなさい」と熱弁を振るった話
今の情報ってとにかく速い。
ツールも発達したし、拡散力も半端ない。
先日、ちょっと話題になっていたツイートを発見したので、真偽のほどは定かではないけれど、もしも本当だったらどうする?というような話もしました。
しかし、内容によっては本当に世知辛い世の中になってしまったな、と思うようなツイートもちらほらありますね。
日本人がバカになってしまっているのではないか、とか、言ったもん勝ちの社会になってしまっているのではないか、と感じます。
例えば、先日の「どっかの駅員」さんのツイート。
すでに消されてしまっているので、もう読むことはできません。
概略だけ簡単に説明すると、線路の近くで野球をしていた子どもたちに、一度ならず二度注意した。
その後、そのご家庭から「何でもっと優しく叱ってくれなかったのか」というクレームの電話が会社にあったという話です。
もちろん、みなさん状況も見ているわけではないですし、この方の話だけが情報ソースなので、なんともいえないと思うのです。
思うのですが、教員をやっていると、きっと本当のことだろうなぁ、と感じてしまいました。
そしてこういう理不尽なことって最近増えてきたよなぁ、とも思います。
いや、増えていないのかもしれないけれど、拡散されて目にする機会のほうが増えたのかもしれません。
そして、この駅員さんのツイートに対しても、賛否両論あったのでしょう。
なんとなく、消されてしまった理由とか、その後の展開などを見ていると、きっと理不尽な批判その他があったのではないかな、と思ってしまいます。
そして、メンタル的にももたないのでブロックします、ともあります。
個人情報の特定も懸念されて対応もされています。
きっとお仕事にもプライドをもっている方だと感じます。
あと、今日見かけたのはバナナミルクを頼んで、牛乳アレルギーを発症してクレームの電話をもらったという話。
今の御時世だと、ミルクも牛乳を使っていないものもあるのでしょうか。
あとは、アーモンドミルクとか、そういうものも。
裁判その他なんかでは、アレルギー表示で「乳」を表示していなかったとかで負けてしまう時代なんでしょうか。
他責の世の中は、個人的に好きになれません。
好きになれませんが、この高度情報化の時代、そうならざるをえない気もします。
そんな世の中で、どのように生き抜いていくのか。
どのように正しく正確な情報を取得し、適切だと自分が思える判断を下して行動に移せるのか。
実はかなり高度な能力が要求されていると思いました。
ということで、先日は、ホームルーム活動で本当の意味での生きるチカラをつけなさい、という話をしてしまいました。
本来であれば、道徳とか総合とかにもつなげられる教材だと思うんですよね。
誰か実践例なんかあれば、共有して欲しいところです。
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