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世代交代による改革

さて、先程ツイートでも紹介した内容を少し詳しく書いてみようと思います。

私の勤務校には年度末の分掌が1つあります。

昨年までは、超ベテランの先生が指揮っていました。

少し感情的になることもあり、周りの若手はヒヤヒヤしながら、ご機嫌を伺いながら仕事をしていました。

加えて、「古き、悪しき慣習」にも縛られていました。

学校全体のことを考えれば、もっと合理的に、行き詰まらないような手順があるのですが、決して曲げようとしませんでした。

「こういう順番でやったほうが、効率的ではないのですか?」と(無知なフリをして)聞いてみましたが、取り合ってもらえませんでした。

はっきりいって不毛でした。

ワンマンプレーとまでは言いませんが、ストレスをためていた人が多かったのもまた事実です。

昨年のこの仕事は、その超ベテランの先生と、その仕事を引き継ぐことになる中堅の先生で回していました。

中堅の先生は中堅の先生で変えようとしていたこともありましたが、やはり超ベテランの先生が後ろにいると、なかなか自由にはできないものです。

きっとこういう思いをしている、若手や中堅の先生方は少なくないのではないでしょうか。

今年は違いました。

完全に、ベテランの先生の影がなくなり、自由に自分のやり方でできるようになってから、仕事の公立が爆速になりました。

例年は2週間近くかけてやる仕事が、1週間かからずに終わりそうです。

そう、世代交代をして、新しく分掌のトップになった先生は、「古き、悪しき習慣」を取っ払って、理にかなった効率的な順序で仕事を始めたのです。

もちろん、イレギュラーや不手際もありました。

しかし、理にかなった流れで仕事をやっているので、その「イレギュラーや不手際」も、リカバリーするのが例年よりはるかに簡単だったのです。

こうなってくると、超ベテランの先生の存在も考えものです。

もちろん、経験や知恵といったものは絶対あります。

若手や中堅が束になってかかっても勝てない部分は絶対あります。

ただ、やはり「理屈にかなっていない」と、周りの人も納得できません。

この部分が非常に大きいのではないでしょうか。

この視点って、実は生徒指導にも活きてきますよね。

「理にかなっていない」「納得できない生徒指導」は解決につながらない。

つながらないどころか、むしろ保護者に歪んで伝わり、クレームにつながる。

たった1つの出来事ですが、いろいろ考えさせられた1日でした。

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