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道徳心を評価する!?

道徳の研修

私の勤務校における道徳授業の方向性。(要約)
①ねらいをはっきりさせ、そこに導く発問を工夫する。
②道徳的価値(内容項目)について理解させる。
③感想を書く基準を明確にし、ねらいにせまった感想を書かせる。
④先生が、生徒の道徳性の高まりを見とる力をつける。
 

私が感じる問題点

①生徒の内心を特定の価値観に誘導していくことは憲法違反である。
②研修内容は上意下達。双方向性や批判的視点がない。
③多くの教員が管理職や市教委の指導を無批判に受け入れてしまう。
④個々の教員が「どのように授業をするか」というマニュアルを自ら求めてしまう。
⑤そもそも「道徳教科化が誤り」という視点がない。
⑥あげていったらキリがない。なぜなら、道徳心のない人たちが決めたことだから。道徳教科化は、国会で嘘ばっかりついてる人たちが、「今の子どもたちには道徳心が足りない」と言って決めたことです。


道徳の評価(by文科省)

① 数値による評価ではなく、記述式とすること。
② 個々の内容項目ごとではなく、大くくりなまとまりを踏まえた評価とすること。
③ 他の児童生徒との比較による評価ではなく、児童生徒がいかに成長したかを積極的に受け止めて認め、励ます個人内評価として行うこと。
④ 学習活動において児童生徒がより多面的・多角的な見方へと発展しているか、道徳的価値の理解を自分自身との関わりの中で深めているかといった点を重視すること。
⑤ 道徳科の学習活動における児童生徒の具体的な取組状況を一定のまとまりの中で見取ること。 

40人の内心の変化を見取るなんて、正に神業。
スミマセン、④⑤の意味が分かりません。
しかし研修では組織の建前が優先され、個人の本音は封じられてしまいます。「これ、おかしくないですか?」と声をあげる人のいない学校ではどんなことになっているのでしょう。


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