#65「夢のかけら」は足下に~笠原一郎『ディズニーキャストざわざわ日記』より~|学校づくりのスパイス
終身雇用システムの是非や働き方改革など、人が「仕事という生産活動にどう向き合うか」という問題が社会的にも教育的にもクローズアップされています。今回はこの問題について、笠原一郎氏による『ディズニーキャストざわざわ日記』(三五館シンシャ、2022年)を足がかりに考えたいと思います。
氏は57歳のときに仕事を早期退職し、65歳で定年退職するまで約8年間、東京ディズニーランドのカストーディアルキャスト(清掃スタッフ)として勤務された方で、その経験をもとに記したエッセイが本書で