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【SES】やっぱり案件を選びたい〜不安から受け入れるまで

未経験からSESに入社し3年で退職。
次の会社に入社するまで2ヶ月の空白期間をいただいていました。
せっかくなので海外旅行や勉強など今までやりたかったことをやるためです。

しかし、空白期間を入れてしまったことを少し後悔しています。
退職、無職、転職と環境が変わるたびに不安に襲われました。

また、働く上で大切に思うことにも変化がありました。
フリーランスを検討したりと不安ゆえにあれこれ行動しました。

環境が変わる不安は当然のこと。
不安で居ても立ってもいられない状態からの変化をまとめたいと思います。


きっかけは「5時半起きなんて無理!」

海外旅行中に12月からの案件の話を聞きました。
今までは詳細が分からなかったので、勝手に当たりを引くことを考えていました(幸い今まで設計工程から参画、リモートメインもしくは10時出社、通勤距離が近いなど割と良い条件でした)。

今回の現場は総合テストから、フル出社、通勤時間ドアtoドアで片道1時間20分、9時出社のため5時半起きです。

5時半起きは嫌だ!と思いました。
朝がとにかく苦手です。
と言うより夜早く寝るのが苦手です。
0時より早く寝るのはよっぽど眠かった時くらい。普通に生きていれば1時前後に寝ることが多いです。

私は最低でも6時間睡眠を取らないとかなりパフォーマンスが落ちます。
5時半に起きるためには23時には寝ないといけません。
すぐ寝付けるわけではないので、「5時半に起きるために早く寝ないといけない」というのはかなりプレッシャーになります。

IT業界の前、小売業で働いていた頃の起床時間が5時半で、それが苦だったこともキャリアチェンジした理由の一つでした。
(その時は毎日5時間睡眠くらいだったのでつらいのは当然ですね。飲み会があって2,3時間睡眠だったこともあります)

練習のために22時に寝てみましたが、風邪で痰があり寝れず。
寝ることにも嫌な感情を抱くようになりました。

初めてフリーランスを検討する

SESだとフリーランスになる人も多く、ほとんど作業内容は変わらないと聞いたことがあります。
もらえる額もそんな変わらないらしいことも聞きました。
後輩の面倒を見たくない、自社作業をしたくない人が楽できるものという認識です。

前の現場が最初の一週間先輩不在(コロナだったため)で一人で入場して現場に溶け込んでいったので、これならフリーランスでもいけるんじゃないかと思ったことはあります。

それでも自社の人間がいないということに心細さはあります。
転職理由の一つとして、「同じ思いを持った自社メンバーで開発したい」というのがあり、フリーランスは選択肢にありませんでした。
(後輩の面倒を見るのもやりたいことの一つ)

案件を選べることをアピールしているSES企業もありますが、自由に案件を選べる=一人になる可能性もあるという認識です。
どちらかを選ぶなら、案件の選択権はなくても自社チームで参画できる方がいいと思い、会社に案件を決められる方を選びました。
(選べると言っても下請けの案件ばかりと聞いたこともあり)

今回の案件は元々自社メンバーが複数名いるところに入るのですが、自社メンバーとは違う作業で上位会社の人たちと主にコミュニケーションを取ってとのこと。
今までの経験上、自社よりも上位会社の方が良い人ばかりというのもあったので悲観することはないとは思いますが、一人ならフリーランスの方がいいじゃないかとなります。

今回案件決定の過程において、会社の都合でコマみたい扱われているのが嫌だと感じました。
同じSESであってもフリーランスならば、所属会社に使われることなく自分主体でできるのではないかと感じました。
もちろん選り好みしたら案件がない可能性がありますが、自分が困るだけで誰かに迷惑かけるわけではありません。

何を選びたいかというと、言語やフレームワーク(Java、Spring系)はもちろん、リモート頻度や通勤距離、出社時間などを選びたいです。

私はフルリモートで鬱っぽくなってしまったので、フルリモートよりかはフル出社の方がいいです。ただ、引っ越して最寄駅の混み具合が苦痛です。
一番の理想はハイブリッドです。ハイブリッドが一番多いと聞いていたのに、ガチャで引き当てることができませんでした。

フリーランスエージェントにスキルシートを送ってみる

スキルシートを送ると単価の査定などをしてもらえるそうです。
スキルシートを送ったところ、JavaもC#も2年未満なので「どちらかあと1年の経験が必要」と現実を突きつけられました。

単価は30〜45万とのことです。
直近の現場が60万で入っていたのでだいぶ低いです。

しかもフリーランスだとはじめの2〜3年くらいはテスターのようです。
1年目から設計をやらせてもらえて一番得意な工程は設計なのに、設計をやるのは厳しいのかなと思いました。

前の会社は1年経歴を盛るようになっていました。
先輩とセットの営業なので単価も高かったのかなと思います(5年目の先輩とセットで、単価は一緒だったのではないかと)。
最初はその1年がかなり重いのですが、2,3年目からは1年盛っても問題ないくらい仕事がやれている自信になっていました。
苦だった経歴詐称にありがたみを感じてしまいました。

とりあえずあと1年経験を積むしかない。
12月から入社することは決まっているのでまずはそこでやるしかないと腹をくくることにしました。

引っ越しを検討

営業からは某エリアの案件が多いと聞いたので引っ越しも検討しました。

私は引っ越しにあまり抵抗がない方です。
しかし、今年1回引っ越ししており、家を探すのに1ヶ月、引っ越し準備に1ヶ月とかなり時間がかかりました。
コロナにもなってしんどかったこと、引っ越し失敗してしまったこと、それで今年大殺界ど真ん中であることを知って、しばらくは引っ越ししないで辛抱したいと思っていました。
台湾の占いでも「2024年9月まで我慢しろ」とのことです。

また、12月からの案件は3月末までなので、4ヶ月は辛抱して、次の現場によって検討した方がいいと思います。

とはいえ気になってしまうので物件検索をしました。
今まで未開拓の地で良いエリアを発見しました。
今度は絶対にそのエリアに引っ越そうと決めました。

ちなみにソーシャルアパートメントも気になっていて検索しました。
こちらも良い物件を発見したのですが、私は最上階でないと嫌だというこだわりがあるので、今回タイミングは合いませんでした。

風邪が治っていないからというのもある

咳が止まらない時って「このままずっと止まらないのではないか?」という不安がつきまといます。
痰によりほとんど寝れていなかったのもあります。

今まで働いていた頃はほとんど体調不良にならなかったのに、2ヶ月の空白期間に2回も風邪を引きました。
熱はなくても鼻水や咳だけでもきつくて、ただの風邪でもしんどい、二度となりたくないと思いました(怖くてマスクは手放せません)。
今まで月1ペースで体調不良で休んでいた人がいましたが、少し同情できそうだと思いました。

健康に自信はありましたが、やはり健康第一で無理なくできる仕事が大事と感じたのも働き方を重視するきっかけでした。

気を紛らわせる集中できるもの

12月からの早起きの不安と風邪が治らない不安で居ても立ってもいられなくていろいろ病院にも行きました。

「環境が変わる不安は誰でも感じるもの」と友達からメッセージをもらったこと、1年前母親が勤務時間を増やすことになり不安を感じていたけど結局1年続けられていることがありました。

環境の変化、未知のことに不安に感じるのは当然なことだと思いました。
結局やってみないと分からない。
だから今は、気を紛らわすような集中できることをやろうと思いました。

コロナ禍、家にいられないタイプの私が引きこもって没頭できたものはプログラミングでした。
ものづくりが好きという認識はないのですが、個人開発をしている時は集中できて楽しいものでした。
空白期間の間にも1日2時間くらいはやっていましたが、不安でソワソワしている時はやっていませんでした。

やっぱりプログラミングは楽しい、ITの勉強は楽しいと改めて感じることができました。
元々はガリ勉しようと決めた1年でしたが、引っ越しや転職で集中して勉強できない日々でした。
やっと集中できる喜びを感じました。

旅行とプログラミング、どちらも好きなことだけど、使う神経が違うと言うか、スイッチの切り替えが必要になります。
いざプログラミングに切り替わってしまえば家でおとなしくすることも苦ではありませんでした。

いろんな人がいると思ったのも不安解消のきっかけ

フリーランスの人を紹介している動画でいろんな人を見ました。
学歴が低かったり、借金を抱えてたり、自分としては道から外れているように思える人もフリーランスとしてやっていけているのだなと知りました。

話し方はしっかりしていて印象がいいので、やらかした過去があるなんて分かりません。
私は話すのが得意ではないので別のところで補おうとしがちですが、話し方を改善する方が印象を変えられるのではないかと感じました。

単純にいろんな人の話を聞くのはおもしろかったですし、自分は真面目すぎるなともっと肩の力を抜いていいんだなと思いました。

まずは行ってみること

まずは1日行ってみないと始まりません。
そこから1週間、2週間、…1ヶ月と行く頃には慣れてくると思います。そこで判断すればいいと思います。

事前にあれこれ考えても無駄に消耗するだけです。
想像もしていない最悪なことがあると、衝撃でむしろ冷静に対処できたという経験もあります。

3月末までの4ヶ月と終わりが決まっているのであれば、最悪なことがあっても我慢で乗り切れるかもしれません。
本当に無理なら自社のリーダーや営業に相談すればいいこと(厳しかったら誰かとチェンジは可能らしい)。
他にも、ごはん行こうと言ってくれる元同期、大学の友達、母親、エージェント、いろいろなところに相談できるところはあります。

1つの現場をやり切って、次の現場では少し案件を選べないかアクションを起こしたいと思います。
そのためにはまず目の前のことに一生懸命に取り組んで、話を聞いてもいいかくらいにはがんばりを見せたいと思います。

それでダメなら、その時に引っ越しや転職、フリーランスなどを考えようと思います。

悲しみの5段階モデル(否認・怒り・取引・抑うつ・受容)をなぞったような形でしたが、今は不安を乗り越え逆にハイテンション気味になっています。

やはり社会的なつながりを得たい、仕事をしたい思いがあります。
どんな仕事でもやってみればのめり込むくらい仕事が好きです。
早く日常を取り戻したいです。
ようやく日常が始まる。楽しみな思いもあります。


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