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【旅行記】英語力0でマレーシアひとり旅(マラッカ・クアラルンプール編)

今回は8泊9日ベトナム・マレーシア旅行のマレーシアについて書きます。

マレーシアは日本人が移住したい国No.1として気になっていました。
観光地を見てみるとモスクがいくつかあり、イスラム美術が好きなので惹かれました。
マラッカも魅力的だったので行くことにしました。


バスが快適すぎて感動

ホーチミンのタンソンニャット国際空港からクアラルンプール国際空港に移動しました。
クアラルンプールからマラッカはバスで2時間かかるし渋滞もあるため、空港から直行した方がいいというような記事を見たので、すぐマラッカへ向かうことにしました。
カウンターでバスチケットを買うのはスムーズにいきました。
(「マラッカセントラル」と言ったら、聞き返され「メラカ」と訂正されましたが)

バスは一人席と二人席があり、一人当たりの席幅が広く、足までシートがつながっており感動しました。
(日本で高速バスに乗ったことないのですが、これくらいのシートなのでしょうか)

バスの一人席

冷房が寒いと聞いていましたが、上の吹き出し口を閉じられるので、薄いカーディガンでも若干暑いくらいで問題なかったです。
(行きも帰りも時間で選んだので、帰りは違う会社のバスで普通のシートでした)

バスターミナルで迷う

まずバスの到着地であるマラッカセントラルで迷子になりました。
前の人に着いていったら、バス乗場から中に入ろうとしていたようです。
(到着してすぐのドアから入っていれば問題なかったです)
質問は身振り手振りやGoogle翻訳で聞けるのですが、英語力0の私は聞き取れません。
タクシー乗場やバスチケット売場も分かりませんでした。

帰りのマラッカからクアラルンプールへ行く時もバス乗場を間違えました。
国内移動だからドメスティックだと思ったのですが、インターナショナルの方らしいです(前日チケット買った方に行けばそこが乗場だったのですが)。
17番乗場で、どちらも同じ番号があったので注意です。

クアラルンプールのバス到着地TBSバスターミナルでも迷いました。
電車でホテルの最寄駅まで行きたいのに、直結している駅の場所が分かりません。
階も合っているし、フロアガイドの現在地を見て右上方向にあるのを見て、そちらに進んでもありません。

駅が同じ階にあるはずだが

諦めてGrabにしましたが、乗場は人で溢れており、渋滞でタクシー到着までに20分くらいはかかりました。
(タクシー乗場も階数が合っているか不安だったので警備員さんに確認しました)
待っている間に食料を買おうとうろうろしていたら駅を発見しました。
どうやらフロアガイドは見てる向きとは違うようでした。
上の案内も駅付近にしか電車マークがなかったので分かりづらかったです。

ショッピングセンターで迷う

クアラルンプール2日目に初めて電車に乗りました。
最寄駅がモノレールでした。
チケット買うのも乗るのも問題はなく(とても揺れるので怖かったです)
問題はKLセントラル駅(ターミナル駅)です。

モノレール駅から他の電車駅への行き方が分からなかったです。
モノレール降りたところがショッピングセンターのG階、他電車駅は1階上がったC階でした。
これも電車マークがあったら迷わないのに、ロゴ?で初見には分かりませんでした。

ショッピングセンターも今自分が何階にいるのかが分かりません。
Google Mapで店を調べても階数は書いていないし、日本にあるようなフロアガイドが常に見えるわけでも紙として置いてあるわけでもありません。
(フロアガイドは操作式で、ほとんどが調整中?で使えませんでした)
後でエスカレータのところに階数が書いてあることが分かりました。

例えば4階行くにもG、C、1〜4階と遠いし、上がるエスカレータは反対方向に周らないといけないのでめんどくさかったです。

あとはホームでも各駅停車か急行か、図が分かりづらかったです。
「プラットフォーム」とか英語でも分かるところがカタカナになっていて、「そこじゃないよ!」って思いました。
まぁ「空港行き普通電車」と日本語で書いてくれてるKLIAトランジットのホームなので各駅停車なんですけどね。
(日本語で書いてあるのは「出口」とか「なまこ石鹸」とかそれくらいでしたね)

KLセントラル駅
これを見てPutrajaya&Cyberjayaは停まらないのかと思ってしまった

ホーチミンでもショッピングセンターはこんな感じでしたが、公共交通機関は使わなかったのでこれほどの苦労は感じませんでした。
ツアーだったら体験できないことなので、個人旅行のいいところです。

英語が聞き取れない

マレーシア訛りで聞き取りづらいのかなと思っていたのですが、英語が話せる国に一人で行ったのが初めてなので、単に英語が話せる人のスピードについていけていないのだと思われます。

こちらが聞きたいことはGoogle翻訳でも聞けるのですが、回答は聞く必要があるので毎回聞き取れずイライラさせてしまいました。

モスクでの親切なガイド

マレーシアで最初にモスクに行ったのは、マラッカのモスクでした。
女性がフレンドリーに出迎えてくれました。
ローブを着せてくれ、英語で説明をしてくださいました。
今思えば、彼女の英語はとても分かりやすく、英語力0の私にもなんとなく理解できました。

イスラム美術に興味があると言っても、イスラム教についてほとんど学ばずに来てしまいました(準備に追われて時間が取れなかった)。
それでもイスラム教や建築について丁寧に説明してくださいました。
「日本人よ!」って嬉しそうで、他の人にも言ってまわったり、写真を撮ってくれたり。

ただ英語が理解し切れないので、この後のお祈りも見て行っていいんだよな…ここまで入っていいんだよな…何かしなくても見ているだけでもいいんだよな…と恐る恐るでした。
祈りに来ていた男性もGoogle翻訳でフレンドリーに話しかけてくれました(本当英語が分からないのが情けない)

過去にトルコのブルーモスクを見学したことがあり、自分で頭を覆って自由に見てまわるようなイメージでした。
マレーシアのモスク見学とはこういうことなのかと思いました。
クアラルンプールでも自由見学のところとガイドがつくところがありました。

印象的だったのは連邦直轄領モスクです。
日本人がガイドしてくださるらしい時間を狙って行ったのですが合わず、日本語も少し話せる方で、英語でのガイドでした。
前に台湾人女性3名グループがいたのに、私だけのマンツーマンでした。
マラッカでの基礎知識はあったものの、質問してくださる内容が聞き取れず答えられずで。。
Google翻訳でかなり手間をかけてしまったので申し訳なかったです。
本当に熱心な女性で最後はハグしてくださいました。

ブルーモスクもガイドがあって、マレーシアではあまり会わなかった日本人と会えて楽しかったです。
プトラジャヤのピンクモスクはマレーシアで見た中では一番私好みの装飾で、ローブもかわいいので誰かに撮ってもらいたくなりました(自由見学で誰にも頼めず)。

ピンクモスク

同じくプトラジャヤの鉄のモスクはおじさんがたくさん写真を撮ってくれました。

ただモスクを眺めるだけではない経験ができました。

マレーシア・イスラム美術館おすすめ

行った中で一番よかったのは、マレーシア・イスラム美術館です。
イスラム美術に興味があるから尚更なのですが、美術展をいろいろ見ていてもイスラム美術はあまり見る機会がなかったのでとても興奮しました。

イスラム美術の惹かれるところは細かい装飾です。
モザイクタイルや絨毯などの細かい柄が絵でも忠実に描かれており、永遠に見ていられます。額縁も絵に合わせていたり、豪華な装飾があったりと見どころがたくさんあります。
写真も撮れるのでお気に入りの絵を何枚か撮りました。

中国美術や書との融合も興味深かったです。

コーランも煌びやかで細やかな装飾でした。見開き1ページしか見えませんが、分厚い全てのページに書かれているんですかね。

世界のモスクのミニチュアもあり、行きたいと思っているウズベキスタンとイランのミニチュアを見てきました。

天井ドームも美しいので上も見上げてほしいです。
2時間だと最後は急ぎめになってしまいました。

他にはマラッカのリバークルーズ、KLCC公園の噴水ショーもよかったです。

マラッカリバークルーズからの景色
音楽に合わせた噴水の演出がすごかった

マレーシア料理おいしいのに胃腸炎で食べられず

マレーシアの料理はとてもおいしかったです。
食べたのがチキンライスとか、中華系の麺類だったのでマレーシア料理ではないかもしれませんが。

食べたのはホテルの朝食バイキング、ショッピングセンターのフードコート、人気のレストランです。
それなのに、お腹を壊しました。
ベトナムで硬水が合わなかった時とは違う、あかんやつです。

マレーシア4日目クアラルンプール2日目の夜、ショッピングセンターのフードコートの麺(練り物とか選んで茹でてもらうやつ)を食べた後にまず下痢になりました。

YONG TAU FOO。いろいろ入れすぎてしまって39.90RM

その後も食べれば下痢になるのはおさまらず。
朝ごはん食べた後下痢になり、観光中はお腹壊したくないし食欲もないので食べず、お腹が空いてきて夜ごはんを食べて下痢という感じでした。

ある日ずっとお腹が痛くて、後で生理だと分かりました。
なんだ生理だったのかと、スリアのレストランで夜ごはんを食べ、ホテルに帰ろうとしました。
あと徒歩20分もある道の途中で腹痛。我慢できませんでした。

ちょうど目の前に五つ星ホテルがありました。
YouTubeでホテルのトイレを利用すればいいことを見ていたので、イケメンドアマンさんにGoogle翻訳でトイレを貸してほしいことを見せました。親切にトイレの場所を教えていただきました(エレベーターでかなり上だったので遠かった…)。

食べた後に下痢をするのは5日くらい続きました。
一体何が原因だったのだろうという感じです。
食べなければ問題ないのですが、せっかくおいしいごはんを昼にも食べたかったです。

トイレ問題

マレーシアのトイレは汚いと聞いていましたが、シャワーで濡れているのはいいにしても、紙がないのは不便でした。
ショッピングセンターでも紙が外にある式だったり(水で濡れるからなんですかね)、観光地だと紙がないので手持ちのティッシュを使うのですが、小さい紙でやりくりするのが難しかったです。

マラッカセントラルは和式しかなく、荷物をかけるとこすらないので、一か八か待合椅子に荷物を置いて行きました(荷物取られなくてよかったです)。
荷物かけるフックも持っていたのですが、ドアが高くてかけられないし、荷物多すぎて1個じゃ足りないので、フックはいらなかったなと思いました。

ヒジャブとのトータルコーディネートが素敵

マレーシアは6割がイスラム教というように、髪をヒジャブという布で隠している女性が多かったです。
日本だとそういう方をお見かけするのは少ないので、おしゃれの制限をされているような勝手なイメージを抱いていました。
しかし、実際は、ヒジャブ自体も色柄豊富でとても素敵だし、巻き方もいろいろ、服とも色を合わせていておしゃれだと感じました。
服も素材感とか柄が素敵でした。
私も同じ格好をしてマレーシアに染まりたい気分でした。

モスク見学やお土産としてMyヒジャブ(スカーフ)がほしいと思っていたので「それどこで買ったの?」と聞きたくなるくらい素敵でした。
(私が見たお店ではお気に入りは見つけられず。。)

日本の夏くらいの暑さなのに、外で秋服のようなニットを着ている人も見かけました。長袖を着なければならないにしても、ニットを着るのはおしゃれなのかなと思ったりしました。

やっぱり日本がいいけど英語は話せるようになりたい

水道水でうがいができて、トイレに紙があって、流せる、日本にいれば当たり前だけど海外ではそうではない、ありがたみを感じました。
そんな環境に慣れているからこそだと思いますが、私は日本でしか暮らせないと実感しました。

旅行中は「意外と海外いけるじゃん」って思っていましたが、一週間引きこもっていたので(帰国後風邪を引いてしまった)、海外に行っていたのが信じられません。
日本にいたって体調は崩しますが、言葉が通じて、いつでも病院に行ける安心感があります。

旅行中は目の前のことだけに一生懸命で「生きてる!」って感じがしました。
そのため、帰国後数日は少し虚無を感じたり、夢から冷めたような不思議な感覚でした。
でもすぐに日本の無職生活に慣れました。楽です。

東南アジアとかヨーロッパのようにいろんな国が隣接していて簡単に海外に行けるのが羨ましいです。
日本は安心だけど、たまには刺激がほしくなります。
いろいろな文化や価値観を知って、自分の視野を広げたいです。
日本にいたら日本語だけで生きていけるので、今まで英語が話せなかったけど、海外の人と話したい、コミュニケーションを取りたいと強く感じました。

また宗教についても知識が足りないなと感じました。
英語や宗教について勉強をしようと改めて思いました。

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