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京津畑日記 第33週 2月16日〜2月22日

改めまして広島県広島市から2023年7月に岩手県一関市に来ましたMです。
今週は京屋染物店 縁日さん視察、初めてそして最後の黒石寺蘇民祭。長徳寺さん蘇民祭のお手伝い、北上市地域おこし協力隊OB面談など。
それではどうぞ。


2月16日(金曜日) 京屋染物 縁日さん、ミーティング

一ノ関駅から西へ20分ほどの山間にある縁日さん。
山を切り開いて古民家を店舗に改装していらっしゃいます。

手入れをすると黒山椒魚が増えたとか。

お話を聞かせていただいたのは、蜂谷淳平さん。大正時代から続いている染物店のセレクトショップ縁日の

古民家の構造を残しつつ現代的なスッキリデザイン
端材から作られた机や壁面

山を切り開かれたこの場所で岩手県外からもお客様がいらっしゃる素敵なお店。里山再生や整備推進を進めていらっしゃいます。そんな中で我々、自伐型林業に関わる者としてお話を伺いました。

後ろの絵が気になる。またゆっくり寄らせてもらお。

その後、市役所に戻り、モデル林の作業道作りなどミーティング。

2月17日(土曜日) 黒石寺 蘇民祭

広島から来たMには、祭りは特別なもの、珍しいものです。広島市は78年前に原子爆弾で「無」になりました。何も無くなった地。神社のこども神輿の札も、一番新しくて78年前のもの。

1000年以上の歴史の最後かもしれない蘇民祭。なんとご縁があることでしょうか。3月3日に行われる長徳寺 蘇民祭のチーム保呂羽で行ってきました。

後で知ったのですが、釜石市の地域おこし協力隊は裸で参加されてました。おめでとうございます。

2月18日(日曜日) 間伐施業地そしてミーティング

我々の住む京津畑(きょうつはた)集落の間伐依頼がありまして、引越しや改修などでのびのびになってしまっていました。

大変お待たせしてしまいましたが、施業地を山主さんとお話ししながら歩きました。電線が林の中を通っていますので、安全に伐倒する技術向上経験が積める気がしています。

斜めの木たち
間伐遅れて細っこい

2月19日(月曜日) 長徳寺

一関市藤沢町保呂羽(ほろわ)にある長徳寺さん。3月3日の蘇民祭に向けて少しお手伝いをしてきました。こちらの住職 渋谷和尚は「私も仙台からの移住、移住職ですから笑」と朗らかな人柄。
先日の黒石寺 蘇民祭を視察され、何が必要なのか、どのようにしたら混乱なく観客も参加する人もストレス無く取り行えるのか。考えていらっしゃいました。

今年中止になった興田神社の蘇民祭。来年は開催されることを祈念します。神主の免許?でも取得しようかしら笑

柴燈木登用の松

井桁に組んだ松に火をつけて、男衆が登るそうです。この松も土台になるものは太くなければ使えず、乾燥し過ぎていては人まで燃やしてしまう、調整が難しいようです。黒石寺では柴燈木登は行われませんでした。

蘇民袋に文字入れ

今年の長徳寺 蘇民祭は3月3日。Mは研修のため不参加。来年は参加させてください。令和7年3月2日です!

2月20日(火曜日) おやすみ(白色申告調べ、高所作業について)

久しぶりのまったり時間。
令和6年どは、副業になる資格を取ろうと思っています。調べたものを備忘録として残します。

高所作業
特殊伐採と言われている。借家の入り口も電線に掛かった合歓木があり、集落内にも見受けられる。歳のせいではなく運動機能を考慮すると、高所作業車での作業が自身も安全だろうと考える。
 ・高所作業車運転技能講習
  10メートル以上の作業 約40000円
 ・フルハーネス型安全帯(墜落制止用器具)特別教育
  2m以上の作業には必要。屋根の改修に必要になってくるかも。念の為。
 ・小型移動式くれーん運転技能講習 
  バックホーについている0.9トンクレーンのため
   約33000から48000円
 ・玉掛け技能講習
  木材を釣り上げるために必要 1トン以上 約25000円

2月21日(水曜日) 北上市協力隊OBとkobiruにて

夏油 読めません。。げとうと言います。
北上市の地域おこし協力隊 第1期生 中村吉秋さん、いくこさんが経営するカフェ小昼へ。

kobiru
DIYのヘリボーン

現在は観光のコミュニティ入り口として、また空家や放置耕作地などの管理業務をされています。

こちらのcafeも空家からの改装で、京津畑に出向いていただいた株式会社ぼうけん 福田さんの指導を受けたのだそうです。
試行錯誤された窓ガラスの枠など、量がたくさんでした。

そしてメインの話は、ロケットストーブ。薪ストーブの排熱をどのように利用するのかを考えられた、革新的なストーブ装置に辿り着かれました。

茅葺き屋根の囲炉裏には、煙突が付いていなかった!という事実。

ガラスの下を火が走る
京都から取り寄せたロケットストーブ

夫婦で協力隊、そして林業と薪ストーブ。これから取り組んでいくことになります。

店長のいくこさんもご一緒に。
燃やした後の液体も活用できる


2月22日(木曜日) 瓦版、協力隊初任者研修の動画、講習準備

集落に向けての瓦版印刷の当番。コンビニ(車で25分)で原稿をプリントアウト。市民センターまで戻り刷っていただく。移動時間の使い道は、課題である。

21日夜から降った雪。久しぶりの雪景色。

飛んだ雪がそのままの形状で固まる

帰宅後、協力隊むけの動画と起業に向けた動画視聴。そしてnote。

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今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

来週は、九戸村の広葉樹施業、チェーンソーの目立て講座参加、モデル林の作業道などです。
どうぞお楽しみに!

妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。

https://note.com/kyotuhata_r/


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