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実際にAIに仕事を奪われた話

AIに仕事を奪われた。ガチで。

2年程継続してやっていたとあるジャンルの記事執筆。内容としては国内外のそのジャンルのニュースを端的にまとめるというもの。文字数は1000文字弱。大体月に15本ぐらい来ていたのが、8本になり、4本になり、今月から0本になった。

「あれ?俺なんかやっちまったかな?」と心配になり、ついに先方に聞いてみた。
「ご依頼をいただいておりませんが・・・」と。

すると、わたしに非があったのではなく、メディアとしてAIでの原稿作成を試験的に行っているらしい。。

つまり現在は「天秤にかけられている最中」で、実際に仕事が奪われたというわけではく、奪われかけているといったところ。

とはいえ、今現在依頼が来ていないのは事実で、今後依頼が復活するとしても「今は奪われている」状態になる。当然その分の収入は下がる。

自分で言うのもなんだけど、先方のわたしに対する評価は高い方だと思う。でないと2年以上も継続しない。ライターもおそらくわたし+1人ぐらいのはずだし。

まだどうなるか分からんけど、先方が「AIでよくね?」となるならば、完全敗北である。1000文字程度の短い文章であるので、余計に差はつけづらいかもしれない。

「どっちでもよくね?」でもAIになる。だって外注費かからんし。ChatGPTなのかはしらんけど、それに課金すれば済む話だから。生成した文章をちょこっと編集部の方で直すとかはあるだろうけど、そのちょこっとにはライターは不要かもしれない。少なくともこれまで通りの単価というわけにはいかんだろう。

そしてこの話の肝としては、「信頼関係は割と関係ない」という点。「これまで長い間ありがとうございました」でスパッと切られてしまう可能性は大いにある。きちんと誠意をもって切られるだけの話だ。

正直、これまでAIの台頭に別にビビったりとかはしておらず、「そのときはそのときでしょ」ぐらいのテキトーな心持ちだった。敵視もしておらず「要は使いようでしょ」と思っていた。

でもAIの使い方を選ぶのはユーザーで、「AIに記事を書かせる」という使い方だってあるわけだよね。そうなると問答無用でお払い箱になる。

すると、今後は「どんなメディアと仕事をするか」が大事になるのかも。いや、「ライターを大事にしてくれるメディア」とか、そういう次元の話じゃなく、ライターの役割を定義づけしているメディアというか。

そんなこんなな近況報告。何はともあれ仕事が減ったのは痛い。道理でここ最近貧乏だと思った。

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