【苦労を知らない手】ていねいに書く雑文~306~20230505
【苦労を知らない手】
歳をとったら顔に生き様が出る、なんて風に言いますね。たしか、それと同じようなことを「手」に対しても言うことがあると思います。
「苦労してきた手」「苦労を知らない手」なんて風に。ウチの家系は手はゴツイ方で、力仕事をしてきた父も、野球をやってた兄もごっつい手をしています。わたしだけが、華奢な手をしています。アイキャッチの手はわたしの手です。
それがコンプレックスってわけではなく、自分の手は気に入っているのですが、薄い手で、傷やらアカギレがあるわけでもない手って、「苦労してない手」ってことになるよなと。
たしかに、今まで人以上の苦労をしてきたか、と言われれば自信はないのですが。いや、苦労はしたけど努力はしてないというか。
でも自分で見ても、そんな手をしとるなと思うわけです。我ながら。
いや、それだけの話なんですけど。なかなか、昔からある言葉ってのは的を射てるなと思ったっていうお話。
しんどい思いはたくさんしてきましたが、それを乗り越えてきたわけではなく、場所を変えてきただけでして。わたし、自分の努力については少々卑屈なところがあります。
「もっとやれるはず」「本気が出てない」とは思うものの、実際にはやっていないってことは「それがわたしの本気」という話をこないだ耳にしまして。ぐぬぬ、っとなっている今日この頃。
「今日もがんばったなー」が毎日続かんとダメよね。苦労しよ。
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