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【俺の中のTK】ていねいに書く雑文~その77~20220813

【俺の中のTK】
わたしの中のTKと言えば、小室哲哉ではなく高倉健。それならKTじゃないのか、という疑問はそっと胸にしまっておいてほしい。

わたしは高倉健が好き。もちろん全然世代じゃない。でも好き。ちなみにクリントイーストウッドも好き。要はかっこいい男性に憧れているわけだ。

高倉健は一時期、わたしの中でドはまりした時期がある。映画もよく観たし、エッセイやインタビュー集もよく読んだ。高倉健の映画といえば「鉄道員」がとても有名だけど、他のもいい。いわゆる任侠ものは割とほぼワンパターンだけど、なんだか人としてのひさむきさとか誠実さが一貫しているところが好き。個人的には任侠ものをしなくなったあたりからの方が好きだ。

そんなわたしは、会社員時代、休みの前日にTSUTAYAに寄って、高倉健の映画を何本か借りて帰り、休みの日に昼間からハイボール飲みながら観る、ということを繰り返していた。

これまで観たものはスマホのメモ帳にメモしてある。2018年の9月から更新されていないが、メモによるとこれまで36本観ていた。これぐらい観てればニワカとは思われないだろう。たぶん。

まぁ、それがどうしたと言えば、特になんでもない。ただなんとなく言いたくなっただけで。

すっかりおじさんになると、新しく誰かのファンになることはなかなかない。情報が更新されないのでそりゃそうだ。ふと思ったがこれは「タバコの銘柄選び」に似ているかもしれない。

タバコを吸う人や吸ってた人には「推し銘柄」がある。セブンスターとかマルボロとか、キャスターとかマイルドセブンとかラッキーストライクとか。基本的には浮気しない。

セブンスター好きの人が、気分転換にマイルドセブンを買うことはまぁない。タバコは1箱20本入っている。1本友達と交換するくらいならいいが、20回かけて気分転換することはない。このへんはビールとも似ているが、1回だけじゃないこともあり、ほぼ浮気は起きない。

それぞれの人に「推す銘柄」があるのは、当然味や香りが違うからだ。甘い香りが好きな人もいれば、タバコ特有の「ガツンと感」が好きな人もいる。

もう何買うか決まっちゃってるわけだ。セブンスター好きの人は、いくら他に試したことがない銘柄があろうと「セブンスターこそ至高」と思っている。

「こだわり」と言えば、聞こえはいいが、言い換えれば「頑固」で「頭が固い」ともなる。

好奇心てのは、衰えるとすぐにジジイになるんだろう。あっちの水も甘いかもしれない。浮気症と言われない程度には、いろんなことに興味を持ちたいですね。

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