年末年始のスーパー品揃えに異論

クリスマスを過ぎると一気にお正月一色になる。
特にスーパーは季節を大事にするからその傾向が強い。しかしよく見ると、肉や魚は通常の商品が大きく減り、値段の高いものばかり。

通常価格の商品はどこへ行ったのか?
一方でコンビニ弁当は、いつもの定番商品かいつもの倍以上並ぶ。一家族分の弁当を買うお客も少なくない。
年末年始も通常営業で通常メニューの餃子の王将も長蛇の列。
このことから言えるのは、正月でも特別な料理を求めず、普段通りの食事をしたい顧客が相当数存在することだ。スーパーでも定番食材を置けばかなり需要が見込めるはず。
そもそもスーパーの食品担当者は、料理を作るのだろうか?
年末年始に売られる天然物の冷凍していない刺身は寄生虫が多く、調理が難しい。サシの入った高給和牛は、人間で言うなら中高年にあたる年齢の牛なので臭みが強い。
素人が家庭で作るには、普段の安い食材が使いやすい。一流シェフなら美味しく作れる高級食材も、知識のない素人が使えばただの臭くくどい料理にしかならない。これもあってお正月料理に飽きてコンビニや王将で定番の料理を食べたくなるのだろう。
高級食材に偏る年末年始のスーパーのあり方を考え直して欲しい。

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