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七夕に願いを込めて2023 ~相談員の日常生活~

7月7日は七夕。京都府消費生活安全センターが入居する京都テルサの1階エントランスホールには、今年も笹が飾られて、入居団体の方や来訪者の方が自由に短冊を飾れるようになっています。当センターの相談員がどんな願い事をしたのか、見てみましょう。

「副業サギがなくなりますように」

「副業サギがなくなりますように」。
「副業」に関する消費者トラブル、というよりもほとんど"詐欺"に近いような相談は以前からも絶えませんが、近年特に厄介なのが、「お金がない」と断った消費者に対して遠隔操作アプリを悪用して借金をさせる手口が見られる、ということです。

そもそも、「簡単に稼げる」「儲かる」といううまい話はこの世にありません。そうした内容を強調する広告をうのみにしてはいけません。ましてや、「借金」してまで契約するなどもってのほかです。こうした悪質事業者を自ら寄せ付けないためにも、そのきっかけとなる「情報商材」などを最初から一切購入しない、ということが一番の対策ではないかと考えられます。

「詐欺的定期購入がなくなりますように」、その他の短冊も

「詐欺的定期購入がなくなりますように」。
特定商取引法の改正により、令和4年6月から詐欺的定期購入(当センターでは「ダマしのお試し」とも呼んでいます)への規制が強化されましたが、残念ながらこれらに関する相談件数は減っていません。

被害に遭わない、面倒なトラブルに巻き込まれないためにも、特にネット通販においては、画面表示をよく確認してください。
さらには、誰でも簡単に痩せられるようなサプリ、簡単に美しくなれるようなコスメなどと標榜している時点で、ちょっと待てよと立ち止まり、本当にそれを買う必要があるのかどうかをよく考え、ひょっとして何か悪い評判でも立っていないかを慎重に見極めることが大事なのではないかなと思います。

「千葉ロッテマリーンズが優勝しますように」

「千葉ロッテマリーンズが優勝しますように」。
相談員の中には熱烈なマリーンズファンもいるようです。京都にあるセンターだからといって、皆が在阪球団ファンというわけではありません。出身地はいろいろですので、ご贔屓の球団もいろいろ。千葉ロッテマリーンズは、この記事掲載時点でパ・リーグ3位、後半戦の追い上げに期待です。

消費生活の観点ですと、それぞれのチームが、フェアな条件のもと、正々堂々と戦って、素晴らしいプレーを皆に見せてもらえれば、何も言うことはありません。消費社会において、どの事業者が優勝かを決めるのは、ファンである消費者がそれぞれ「購入する」という投票行動の結果です。