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多様な人の「どうにかしたい」が集まってスタート! 麦芽粕再利用プロジェクト

KBLが進めている麦芽粕のアップサイクルプロジェクトの進捗です。


麦芽粕再利用プロジェクトとは?
クラフトビール醸造時に出る麦芽粕(スーパーフラワー)と京都小麦(フラワー)、食用花(ドライフラワー)の3つを使い、商品やレシピを共有&蓄積するプロジェクトです。


ビール製造に使用される麦芽という物は、大麦・小麦を発芽させ、水を加えて熱を入れ、それにより糖分を取り出して、その糖分を菌がアルコールと二酸化炭素に分解し、ビールの主原料となります。その際に糖分を取り出した後の物を、「麦芽粕」といいます。通常、その麦芽粕は産業廃棄物となり、お金を出してゴミ屋さんに引き取ってもらいます。茹でているので水分を多く含んでおり、燃やして処分する際にも多くのエネルギーを必要とします。つまり産業廃棄物として出した後も、処分に費用が余分にかかっているということです。最近の調べでそれらには、たくさんの栄養素が含まれていることが分かり、我々はその栄養素と麦の風味に注目し、素材として活かす試みを始めました。

その麦芽粕を乾燥し、製粉するまでにも、大変な手間がかかります。もしかすると、ゴミとして捨ててしまった方が効率は良いのかもしれません。しかしながら素材の栄養素、香り、単純にゴミを出さない方がいい、クラフトビールが好きだ!、もったいない、何かに使えないか?…といった視点からさまざまな料理関係者に投げかけたところ、みんな快くプロジェクトへの参加を表明してくれました。(続く)


●麦芽粕再利用プロジェクト https://malt-upcycle.com/
【協力メンバー】井澤製粉(株) / 麺処 虵の目屋 / 58diner / bubblegum. / BEER PUB TAKUMIYA / Crafthouse Kyoto / Kyoto Beer Lab / photographer 福本一海


文/フードディレクター 横山




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