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2023常照寺「吉野太夫花供養」

コロナ禍の3年間は法要のみの開催。
2023年は今までと違うしっとりとした内容に組み替えて行われました。
今回は撮影許可をいただき、常照寺の様子をレポートいたします。

太夫道中(山門―本堂まで)

吉野太夫供茶法要

茶席が遺芳庵と別館に開かれており、軽食のお弁当を食べたり、ゆったりとして過ごせます。

吉野太夫墓前供養

島原太夫奉納演奏

島原太夫トークショー

次々に来る質問に如月太夫さんが答えてくれます。

Q:何人の太夫さんがいらっしゃるのでしょうか
A:4人です。

Q:どうやったら太夫になれますか
A:もともとは京都上京区のお武家さんの娘だけでしたが、今は探すのが大変なため、京都市内のようです

Q:髪飾りについて教えてください
A:鼈甲(ベッコウ)と思われがちですが、それよりも高価なタイマイです。(今はワシントン条約などで作れません)そのくらい希少なもののため「大枚」の語源となっています。値段は輪違屋のお父さんに聞いてください(笑)

舞も拝見したかった…!
あとは大満足なしっとりとした行事でした。


令和5年度 吉野太夫花供養
■日時
令和5年4月9日(日)  開庭9:00~閉庭15:00
※参加には、お茶券(4,500円)が必要です。枚数に限りがありますので、お早めにお申し込み下さい。
※当日券はありません
※お問い合わせは常照寺まで。TEL:075-492-6775(10時~16時)

■内容
・太夫道中(山門―本堂まで)
・吉野太夫供茶法要
・吉野太夫墓前供養
・島原太夫奉納演奏
・島原太夫トークショウー

◆島原太夫とは◆
宮中で舞や琴、茶道などを披露する芸に秀でた傾城(けいせい)に与えられた称号「太夫」。
新選組もお座敷に通っていた京都の島原には現在、太夫さんはたった4名。
太夫さんが行っている年間行事も舞妓さんに切り替わっているところもあります。


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