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要約

2021年。
情報が指数関数的に増え、学習媒体も学習機会も豊富な今日は、
数十年前のそれとは比べ物にならないほど、挑戦できるチャンスに満ち溢れている。そのため、近年エッセンシャル思考の必要性がこれまでになく高まってきている。

この世はあまりに雑然としている

上記のように、挑戦機会が格段に増え、選択肢は多種多様に存在する現在。
だがその反面、そこまで素晴らしい機会の割合はさほど従来とは変わらず、
だいたい60点レベルのものに溢れているのが現状だ。
それ故、当然に、本当に素晴らしい機会は見つけにくくなり、
出くわした時にいかに全力で奪いにいけるか、ここが争点となる。

実績とはこうあるべきである

これまで何回かこのnoteでも触れてきたように、
人間の本質は内面であるとはいえ、世間の99.99%には成し遂げてきた実績によってのみ評価されるため、実績は将来の自分を助けとなる。
そのため、実績をいかに出すかが大切となる。


とはいえ、実績は数なのだろうか。
ここまで考えると一つ、この論点が生まれてくる。
個人的には、質の方が大切であると思う。


具体で考えると、陸上の大会が例に上がる。
全国大会100メートル決勝で一位をとったA君
全国大会幅跳び、棒高跳び、1500メートルの三種目で7位入賞したB君
さあ、どちらがすごいのだろうか。
B君は確かにものすごい、ただインパクトでは圧倒的にA君ではないだろうか。

まとめると、ハイレベルな実績をいかに積み重ねられるか、という考え方は極めて重要であると考える。

エッセンシャル思考という考え方

さて、そんな実績を出すためにはいかにすれば良いのか。
具体のアクションプランの一つとして「エッセンシャル思考」を共有したい。

エッセンシャル思考とは、一言で言うと、
本当に必要なものだけ取り組む」ということである。

必要なものとは何か。
それはそれが自分にとって90点以上かどうかである。
そして89点以下なら無視する。90点以上の機会が来た時のために余力を残すことに尽力する。

世間では、「即行動」という言葉がもてはやされ、
即行動で人生が変わると妄信されている節がある。
「即行動」を信じる彼らの論拠の1番にくるのは、「経験値を増やすことは大切である」である。確かに、行動を起こす速さは大切だ。即行動で経験は増えるとは思う。それも間違いない。
ただ、経験を増やして何がしたいのだろうか。
一つのことを経験するには時間がかかる。その経験をしなければ得られた経験の方が大きい可能性も考える必要がある。
これまでいろんな人と話してきて思ったが、その後を考えている人は極めて少ない。

将来を見据え戦略的に逆算することで、考えなしに即行動ではなく、90点以上の機会のみを即行動する。

混沌とした世界に必須のスキルと言えよう。


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