「悩み」の1年を終えて
こんにちは。バンちゃんです。
いよいよ2022年も終わります。今年も早かった。。
まず今年ですが、一言で言うと、「悩み」の1年でした。では、どのような点で悩んだのかを「教科指導」「生徒指導」「教科外活動」「キャリア選択」の4点に絞って書いていきたいと思います。
私の「悩んだ」4つの面
・教科指導
いわゆる授業です。昨年度と同じ1年生を見てきました。「昨年度と同じ」ということで、こんな声も実際聞きました。
でも、実際に再利用のものでやってみると
でも、ちょっと考えてみれば当然のことです。なぜなら
「学年」は同じでも「子ども」は違うから。
子どもが違えば、学力も変わります。授業の雰囲気も変わります。昨年度と全く同様のことを行なっても上手くいかないのです。だからこそ、何十年と教師をやってきている人でさえ、教材研究を絶やさないのだと思います。子どもの現状、ニーズに合わせた授業をしていかなければならないのです。
私自身も今年は、授業スタイル、テストなど色々な面でアレンジしました。今までは、とにかく準備した物をこなしていくのに精一杯だったのですが、仕事もある程度回せるようになってきたので、実際の子どもたちの現状に合わせて授業もできるようになってきました。だから「悩む」のです。
「授業をするのに精一杯」から、「授業で子どもたちの力を伸ばすことに精一杯」にシフトしてきたのだと自分では感じています。これはきっとこれからもずっと続くでしょう。
・生徒指導
これは、担任業務とも兼ねています。教師の大事な仕事の1つでもある生徒指導。子どもが過ちを犯したらその場で「正しい」事を伝え、内省をさせなければなりません。しかしこれが難しい。
今までは、こちらが用意した答えを子どもたちに伝え、考えさせていました。または、相手が話したことを「そっか。なるほどな。そう思っていたんだ。」と共感していました。
もちろん「共感」は必要ですし、「共感するな!それは間違いだ」とは一度も言われたことはありません。しかし、「それだけでは不十分だ」と何度突き返されました。
具体的に言うと、相手が「A」のことを話してきたらこちらも「A」で返す。相手が「B」のことを話してきたら「B」で返す。相手の言葉を受けてこちらも言葉を考えて話すということです。今までだと、「A」のみで相手と話していました。その結果、相手側の内省まで踏み込めないことも多かったです。「ああ、そのように言えばよかったのか。なぜ言わなかったのだろう」と何度思ったことか。
・教科外活動
教科外活動のメインは生徒会活動でした。今年度は、たくさんの活動を行なってきました。その中でも特に苦労したのが、「企画・運営」を任された時です。「企画・運営」では、視野を広くして、物事を進めていく必要があります。「誰を」「いつ」「どこで」「何をするのか」など1つ1つ過不足なく確認していく必要があります。始めて任されたことも多く、分からないことがあって相談しても、できていないことが多く、周りにも迷惑をかけました。どのように仕事を進めていけば良いのかがわからず、仕事の仕方に苦労しました。
・キャリア選択
最後は、教師という「仕事」の悩みです。教師の仕事は際限のない仕事です。突き詰めればどこまでも突き詰めることができます。自分の中で区切りを付けていかなければならないのです。しかし、初めての仕事や慣れない仕事も今年は多く、人よりも倍時間がかかることが何度もありました。
そして、今はキャリアは「転職ありき」と言われています。実際、教師以外の人々の話を聞くと、教師という仕事の特殊性を知りました。色々な働き方がある。教師だけが全てではないと知り、
そう本気で考えました。本当に悩みました。
最終的には、今の仕事で「やりきった!」と言えるまで頑張りたいと思い、続けていこう思うことができましたが、それまでには自己分析を何度もしたり、色んな人に相談していただいたりなど、色んな人に支えていただきました。この時期は本当に苦しかったです。
最後に
あらゆる面で「悩み」が尽きませんでしたが、同時に成長も感じることができた1年でした。今までよりも子どもたちの様子を見て物事を言えるようになったり、教科指導でも、自分が「こうしたい!」と思うことを自分のペースで回せるように徐々になってきました。来年も「自分らしく。コツコツと誠実に」頑張っていきたいと思います。
そして、もう1つ忘れてはいけないことがあります。
仕事でも、プライベートでも、人々の支え、人々のつながりがあるからこそ、今の自分がいます。このnoteでも、色々な投稿を通じて、多角的な意見から学ぶことができたり、コメントなどを通じて「投稿・閲覧すること」以上の価値を得ることができたと思います。本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。それでは、良いお年を。
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