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1万5千円の頭に「たった」がついた日

僕は子供の頃は老害でした。
そんな悪意に満ちあふれている言葉でまとめたくなるくらいに、僕は子供の頃には性格が捻じ曲がっていた。

裕福では無い自分の家庭が疎ましかったし、
誰かの努力不足とさえ思っていた。


僕は視力が悪くなり初めて眼鏡を買いに行った小学2年生の時には初めて1万円以上の買い物をする事におそれて眼鏡を選ぶのに1〜2時間は要して何の変哲もない青い子供用の眼鏡を買ってもらった。

問題なのは、家族の誰もが眼鏡を買う事を疎ましく思っていないのだ。

ぼくは申し訳なさそうに眼鏡をかけて帰り道を帰った。

あまりよくない僕の性格は様々な所で僕自身の事を苦しめてた。


僕は運良く結婚したい人に出会えて、幸いにも結婚してくれた女性がいた。先日妻の勧めもあり心理士によりカウンセリングなるものを受けた。

「1万5千円しますがいかがなさいますか?」と記載されたメールには

即決で「おねがいします」と答えていた。

現在も裕福ではない生活をしていますが、
現在は自分でお金の使い方を決める事が出来る生活をしている。


結婚した現在、老害と括っていた子供の頃の自分を好きになりたかった。



結果は軽度のADHDと自閉症の並存との事であった。

そうなんだってと老害と括った僕達に大声で伝えてやりたい。

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