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展示タイムとレース結果の関係とは?|競艇データ分析

こんにちは。kyotei AIというサービスを運営している中の人です。noteでは競艇にまつわるデータ分析の結果を皆さんにご共有しています。記事を気に入っていただけたら是非サービスも使ってみてください。GAFA卒のエンジニアが集まって作っている自信作です。

さて、展示走行とレース結果との関係性についてデータ分析の結果を共有していきたいと思います。

重要な点なので、まず申し上げたいのは展示走行は非常に重要である、ということです。

具体的には私たちが提供している機械学習モデルの予測因子の中でも、第二位の重要度を誇る超重要な特徴量です。

展示走行とは本番のレース直前に実際のレースと同じ条件でスタート展示→周回展示(2周)→展示タイムの測定という順でそれぞれのタイムが測定されるものです。

実際のデータは下記のようなボートレース公式サイトの直前情報ページから得ることができます。下記画像の赤枠で囲った部分で確認できます。

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参照:ボートレース公式サイト

展示タイムと着順の関係

展示タイムとは周回展示の2周目のバックストレッチのスタートライン延長線から第2ターンマークまでの150mで測定されます。つまり、このタイムを見ることでモーターの性能を推測することができます。このタイムが速ければ速いほど優秀なモーターを積んでいることになり、直線での伸びが良くなります。実際に展示タイム(Exhibition Lap Time)と着順(Place)との関係をプロットした下の図を見てみると、着順と展示タイムには正の相関があることがわかります。(p < 0.05)

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また以前のこちらの記事で書いた通り、その選手の得意な決まり手と合わせて考えると、さらに強力なデータとなります。直線での伸びが良い優秀なモーターであれば、「まくり」で2枠以下が勝つ確率がグッと高くなります。

また下記の箇所に記載されているスタートタイミングも同じく重要です。

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スタートタイミングと着順の関係性にも同様の傾向が見られることから、スタート展示&展示タイムは着順に明確な影響を与える予測因子になりうることがわかっています。

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実際のレースでは、こういった要素が複雑に絡み合い、長い長い方程式のようになって、レース結果という答えにつながっています。それを解明しようという試みをkyotei AIでは行っています。ぜひ覗いてみてください。

Kyotei AI : https://bit.ly/3LTuUGm




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