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新世界

新世界」 西野亮廣著

・タイトルと表紙が・・・ 

これ、どうなんでしょうね。いろいろ考えた末にこういうタイトルでこういう表紙なんでしょうけど、絶対「宗教」に寄せてませんかね。

・フリーペーパー?本の価値って?

 ちなみに、この本、無料で全文公開されています。「イノベーション」と言ったらカッコいいんですけど、普通に考えたら「何やってんの?バカじゃん?」って思いますよね??でも、紙の本も売れてるんです。あと、最近では堀江貴文氏の「ハッタリの流儀」は価格設定自由!ってので話題になりましたよね。

・そこにこの本の本質がある

 宣伝みたいになっちゃいますけど、その理由もこの本を見るとわかるんです。無料で公開されているから、宣伝でもネタバレでもへったくれでもないんですけど(笑)

簡単に言っちゃうと、モノの価値は「モノ」から「信用」に変わってるってことですね。だから無料公開をしても、彼らの信用度が上がればそれでいいってことらしいです。

 以前、サッカーの本田圭佑さんが「1万円払うから、自分のサッカー教室を受講してくれ」とTwitterでつぶやいて、ものすごくたくさんのサッカー少年が申し込んだってニュースになりましたよね。たった1万円の出費で数百万円の宣伝効果と、1万円じゃあ絶対買えないくらい大きな「信用」が買えたってことですよね。なるほどー。。。

・西野亮廣と堀江貴文

 昔は、いや、今もかな。賛否両論の「否」が目立つ人。「2:6:2の法則」とか「働きアリの法則」と言われ、『世の中の2割は理由もなく自分を嫌う人で、2割は理由もなく好きになってくれる人で、6割はどうでもいいと思っている』という話。堀江氏も同じような立ち位置にいると思う。そんな2割のアンチなんぞはモノともせず、時代の寵児となっています。5年前、10年前は叩かれ、炎上し、「〇ね!」とか普通に言われまくっていた人たちが、いまや、だ。ちなみにこの二人の対談が本になった「バカと付き合うな」もオススメ。


 先日、堀江氏のロケットが飛んだ。残念ながら海上に落ち、大成功とは言い切れなかったけど。一回刑務所に入ってゼロ、いやそれ以下にまでなった人間が、そんなことまでやってのけるなんて。

 日産のゴーン社長も彼と似たような境遇をたどっているけど、なぜか炎上はしない。検察の傍若無人さは相変わらずだけど、マスコミは若干お手柔らかになってる気がする。(外国の人だからかな)

 せっかく無料で公開されているので、こいつむかつくんだよね!なんだかいやだわ、と思っている人も一度読んでみるといいと思う。好きにはならないかもしれない(というか別に好きになる必要もない)けど、いろんな勉強にはなると思う。

・人間賛歌

 ムツさんもそうだけど、一部では動物好きの変なおじさんとか、ある意味動物王国って宗教みたいなもんだよねーという話もあった。どんな人間でもいろんな側面があって、いい面と悪い面があって当然で、悪い面だけをクローズアップすることもできるけど、いい面を見ることをしてあげてもいいと思う。友達にもいませんか?ここだけはちょっと直してもらいたいんだけどなーってやつ。そこだけクローズアップして、あいつはダメなやつだ!って友達をけなされたら、どんな気持ちになりますか?

ま、しつこいようですけど、無料なので、読んでみてください。ちなみに私はゆっくりで1時間くらいで読み終わりましたよー


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