改札機

改札機の体験デザイン

先日、👇こんなことがあった。

怒鳴ってきたのは正直ビックリしたけど、なぜこの女性は怒っていたのか、ちょっと考えてみた。

・通常、SUICAをタッチしたら改札機が通れるものだと思っている(当然だけど)
・おそらく双方向タイプの改札機だとは思っていなかった
・もしくは、僕の姿が視界に入っていなかった
・走ってきたのでおそらく急いでいる理由があった
・改札機のブザー音が鳴り、ストッパーに足止めされた
・自分が当然、通れると思っていたことが、突然できなくなったことにストレスを感じる
・目の前の僕に怒りの矛先が向いた。ストレスを発散したかった

要は、「自分がこうすればこうできる!」と習慣で行われている動作が、急に期待しない結果になってしまいストレスを感じたのかなと。

人間、普段コントロールしていることを、急にコントロールできなくなるとストレスを感じるものだ。

ちなみに、僕は怒りというのは仕組みや構造の問題がほとんど思っているので、対人ではストレスを感じることは少ない方だと思う。

👇こばかなさんのnoteも非常に参考になるのでリンク貼っておく

今回のケースでいうと、問題点は改札機にあると思っている。

改札機の問題点

👇観察するために最寄の駅の改札機の動画を撮ってみた。

改札機は、普段無意識に使っているので、こうしてみると色々な問題点に気づく。

① 片方側だけでは、双方向タイプの改札機だと認識できない

② 進入禁止マークが表示されるタイミングは、反対側をタッチしたタイミングのため、こちら側で気づけるが遅い

③ そもそも、ディスプレイに双方向タイプだと注意を促せばいいのに、「IC」の文字が表示されている

特に①は大きな問題だ。

車で例えていうと、交差点で全方向 青信号の状態で、停止線を超えた瞬間だけ赤になるような仕様ということだ。
想像しただけで恐ろしい。

では、どうすれば、良い体験になるか考えてみた。

双方向タイプだと分かるように、注意喚起をする

そもそも、一方通行だけ設置すればこのようなことは無いはずだけど、双方向タイプを設置しているということは、スペースやコスト、時間帯ごとに切り替える手間なども省けるなどあり設置しなければならないのだろう。

ただ、衝突してしまうようなことは想定できるので、注意喚起をするべきだと思う。

例えば、「自分も行けるけど、反対側からも来る可能性あるよ」というのが理解できるような矢印を、ディスプレイに表示させるのがいいと思う。

👇例えばこんな感じ。Figmaでサクッと作ってみた

矢印

これで注意を促せるので、ダッシュして突っ込んでくるような人は減るはずだ。

ネガティブな事象をポジティブに変換する

期待する動作をしなくなり、さらブザー音とストッパーで足止めされる。
通常ではこうしたネガティブに感じることを、ブザー音ではなく音声のアナウンスでポジティブに変換してみよう。

(例)
・「おめでとうございます!とてもステキな出会いがありましたね」
・「頑張りましたね!次は勝てますように」
・「とっても珍しいことがありましたね!今日はいいことがありそう!」

など、ポジティブな表現をすることで嬉しい気持ちにしてあげられるかもしれない。
また、改札機が出会いとなり「改札機婚」という言葉もできるかもしれない。

ちなみに僕はSlackのUXライティングが好き。
👇参考記事

ゲームで勝負する

ほぼ同時にタッチされた場合、「恨みっこなしよ、じゃんけんぽん♪」などの音声が流れて、じゃんけんで勝負して勝った方がが通れるというのも面白いかな。

もしくは、SUICAアプリのバーチャルキャラを育てて、ステータスが強い方が勝つなどいいかも。

改札機を無くす

今までは現状の機械をのまま使った場合の案だったけど、理想形はどういうのがいいのか考えると、「そもそも改札機いらなくね?」と思い始めた。

技術的にできるかは置いておいて、地面を通るだけでSUICAを認証したり、映画『マイノリティ・リポート』のように目や顔認証など使って、ゲート自体を無くせば、人と人が衝突することも少なくなるだろう。

そういえば、去年の台湾旅行のときに高速道路には日本にあるようなETCのゲートは無かった。
一般道路から切り替わりは感じられず、シームレスに高速道路に乗れるのだ。

どうやら台湾では、車にeTagというシールを貼り、センサーで読み取っているらしい。
ETCと違いスピード落とさずに通れたので、とても快適だった。

近い将来、改札機がなくてもそのまま電車が乗れる日が来るかもしれない。

最後に

なにか不満や怒りを感じるということは、まだまだ技術で解決できていないことだなと改めて考えさせられた。

どうすれば、もっと心地よく使えるのかを、みんなで考えてみるとステキな未来が視えてくると思う。

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デザイナー。日々の体験や感じたことを長い独り言のようにつぶやいています。