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内面美容の基礎〜腸を理解する〜
皆さん、こんにちは!
パーソナルトレーニングサロンCOCOFIT代表のきょーすけ(@kyosuke_keira)です。
ーーーーー今日のテーマは腸ーーーーー
今日は近頃、美容界でよく使われるようになった内面美容(インナービューティー)に触れてみたいと思います。
わかりやすく綴りたいと思いますので、最後までお付き合いください。
動画解説はコチラ
はじめに
インナービューティーという言葉は聞いたことありますか?
全ての美容は身体の中で作られるという考え(考えというか実際そう)の下、エイジングケアのためには栄養の摂り方や内臓の働きについてしっかり考えましょう。
というもの。
これまでは化粧品やスキンケアなど、外からアプローチしていくのが基本的だったところ、まずは内面が大切!その後に外も大切!という時代になっています。
栄養を吸収させることが大切!
内面美容を理解する上で絶対に必要なことは、
『カラダは吸収された栄養素でできている』
このことをしっかりと理解することです。
食べたもの。ではなく、吸収されたもの。です。
食べたもの(食材)を消化して分解するのが、口と胃。
消化して分解されたものを吸収するのが、腸です。
口の中や胃の様子がおかしいことも十分問題なので、この問題についてはまた今度ゆっくり書くとして、
今日は腸について解説していきます!
腸を知ろう!
食べ物が口から入り、最後に肛門から出ていくまでに通過する道を
消化管といいます。
小腸はその一部になりますが、
十二指腸 → 空腸 → 回腸 の3つを総称したものが小腸です。
・全長は6~7メートル
・消化管の中で最も役割を多く持つ
・絨毛と呼ばれるヒダヒダが重要
その小腸の役割は大きく分けて5つあります。
①消化
大まかな消化は口内や胃で行い、小腸のひとつである十二指腸で最後の仕上げに膵液と胆汁によって消化を完了させます。
糖質はブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸に、脂質は脂肪酸に
という具合に最小の分子にまで消化分解されます。
食べたものが消化不良のまま小腸へいってしまうと、残留物が腸内をアルカリ性へと偏らせるため、悪玉菌が増殖しやすくなり腸内を炎症させたり、免疫力を低下させる原因になります。
②吸収
分解された栄養素は小腸で吸収されます。
絨毛という突起が無数に存在していて、各栄養素(ブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸、ビタミン、ミネラル、水)専用のトランスポーターという入り口が存在し、緻密にコントロールされているのです。
この緻密なコントロールに関わっているのが腸内細菌であり、この腸内細菌の恩恵が滞ると吸収したい栄養が吸収されない、排出したい有害物質が排出されない、といったエラーが起きます。
ひどい場合は、リーキーガットシンドロームになり、腸壁に穴が空いてしまうと本来は吸収してはいけない状態のものが体内に取り込まれてしまい、様々なアレルギーや病気を引き起こす原因になります。
③免疫や解毒のコントロール
腸には、体内に入れてはいけないものを選別し、排出、撃退する機能が備わっています。
免疫力の70%を腸が担っていることから、生きる力を養う。健康でいる。ためにはいかにして腸が正常に働ける環境をつくるか!?ということが重要になってきます。
ここでも活躍するのは腸内細菌です。
乳酸菌の細胞壁には、強力な免疫増強因子があることがわかっていて、それが様々な免疫細胞を刺激しています。
④排泄
便は大腸で形成されますが、小腸の蠕動運動により有害物質や毒素も運びます。
便は80%が水分、15%が腸内細菌や腸粘膜、残りが食べかすと言われます。
蠕動運動が起きなければ、排泄はうまく機能せず便秘になります。
蠕動運動に必要なことは、短鎖脂肪酸を摂取する、増やすこと。
短鎖脂肪酸を生み出すのも腸内細菌。
腸内細菌を増やすのは食物繊維。
水溶性、不溶性、どちらもバランス良くとりましょう。
⑤ホルモン分泌
腸で作られるホルモンで有名なものがセロトニンですが、全体のおよそ90%を腸でつくっています。
別名『幸せホルモン』とも呼ばれるホルモンですが、脳でも作られます。
たったの2%しか脳では作られないのですが、この2%がとてもメンタルの安定に重要な働きをしています。
精神疾患はこのセロトニン分泌の少なさから来るものですし、過食を繰り返す人も、セロトニンが出ていない可能性が示唆されます。
そして、このセロトニンは蠕動運動にも関与しています。
このセロトニンの前駆体であるトリプトファンというアミノ酸は、大豆などに多く含まれます。
男性よりも女性の方がセロトニンの分泌は少ないので、女性はとくにトリプトファンの摂取を心掛けると良いと思います。
甘いものを食べるとセロトニンが分泌されるので、女性は甘いものが好きな人が多いのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
腸がいかに重要な臓器であるかがお分かりになったかと思います。
今後は腸の働きについて、もう少し深掘りをしていきます。
次回は【消化と吸収】ついて、より深く解説していきたいです。
ではまた。
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