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【ウズベキスタン】アンディジャンから秋のフェルガナへ! (旅21日目)

こんにちは!
そしてご無沙汰しております!

今日のnoteはウズベキスタンはアンディジャンからフェルガナへと移動した日の出来事(もうかれこれ一年前)

ちなみに”フェルガナ”という地は古代中国の漢の時代から栄えていた場所らしく

なんでもこの場所で育てられた汗血馬という名馬を当時の皇帝は欲しがり

それがシルクロードが発展する起因になったのだとか!

歴史あるフェルガナどんな街なんでしょう!


2022年10月31日 アンディジャン→フェルガナ

アンディジャンを街ぷら

国境をともに越えたロシア人ジョルディはタシュケントに向かうとのことで朝早くお別れ!

この後も時々メッセージをくれて旅のサポートをしてくれました!

私はというと少しアンディジャンを散策

観光においてはメジャーな街ではないですがウズベキスタン南部では大きい規模の地方都市!
日本の博多ぐらいの位置付けだと思います(多分)

ただ、見所という見所はほぼなく昨日紹介した金曜モスク
インドで広大なムガル帝国を建国したバーブルの銅像があるのみ
(バーブルはここアンディジャン出身)

ですがアンディジャンにまさかの”群馬”がありました。笑

GUMMA

街を歩いていると、カメラをぶら下げてる私を見て
「僕たちを写真撮って!」と地元の子たちが話しかけて来ます。笑

そう!ウズベキスタンの人々は
子どもから大人までコミュ力高すぎるんです!

そして日本語学校も数多く存在するため、時々日本語でも話しかけられます!

誇らしげな顔がGood!

昨日は疲れていたのもありアンディジャンにこれといった印象を持てませんでしたがこうした出会いもあり、来て良かった!!

というかウズベキスタンも好きな国の予感しかない。。

フェルガナまでのバス探し

ホテルの人に「フェルガナまで行く交通手段はある?」と聞いたものの

あるスタッフは「シェアタクシーしかない」

あるスタッフは「バスはあるけど1日2本しかない」とのことだったので

現地の人もあまり使わないのかな?

詳細がよくわからないのでとりあえずアンディジャン駅近くのバスターミナルへと向かいます

場所はこちら↓
タシュケント行きのシェアタクシーもこの場所から出ています

バスターミナルの入り口

バスターミナル入口付近には個人タクシーの勧誘が待ち構えていますが
そこは華麗に断りバスターミナルの中へ

インドジャックされたバスでフェルガナへ

バスの客引のおじちゃんがそこかしらにいて
目的地を叫びながら、人数集めをしています

「コーカンド行きはある?」
と聞くと手前付近にあるバスを案内してくれました!

中央アジアではおなじみ人数が集まったら出発するスタイルのマルシュートカ

バスは待つことわずか10分ぐらいで手発
なんと料金はわずか10000ソム(135円)

本数も多分ですが1日5〜7本ぐらいは出ていそう

バスの中ではインドからの留学生7人組と仲良くなる

ウズベキスタンは学費が安く、特に医療系の分野にてインド人にとっても人気の留学先なんだとか!

あとムガル帝国の英雄バーブルが生まれた地なのは関係あるのかな?

そしてこのインドの学生たちインド味が強すぎるんです。笑

人との距離感がまあとんでもなく近い!
もはやゼロ距離

彼らの辞書に”人見知り”という言葉はあるのか!?というぐらい。笑

外国人の私どころか現地の女子学生や運転手までおかまいなく絡みに絡みまくっていました。笑

バス内ではインド学生たちのリクエストでウズベキスタンの最新ヒットチャートが流れ、
「日本のお金を見してよー!」と持っていた日本円を興味津々で回されたり

かと思えば、こんなパンケーキみたいなのくれたり

人と人の距離感の近さというか、彼らのコミュ力は本当尊敬します。笑

おかげで楽しい車内でした

ちなみにアンディジャンからフェルガナは1時間弱ほど!

フェルガナに到着

フェルガナ・バスターミナル

大賑わいのインド化されたマルシュートカの旅はここで終わります

フェルガナはアンディジャンほど栄えていなく落ち着いていて
ザ・ちょうどいい街という感じ

そして秋真っ只中!紅葉もたくさん
街自体は想像していたよりもソ連味が強い

ヨーロッパみたいな整然とされていながらも
どこか無機質で質素な感じ
私は結構好きです

もっと歴史ある街を想像していたのですが
ソ連時代にほとんどが近代化され、今のフェルガナのようになったのだとか

なので期待していた古い遺跡などはフェルガナ市内にはありませんでした

串焼きのシャシリク

宿にチェックインしてさっそくフェルガナの地を回ります

バスターミナル付近が街の中心地

バザールもあり、かなり大規模で見応えがありますが
まずは腹ごしらえ

ということでウズベキスタン名物のシャシリク屋さんへ!

シャシリク

中東のシシカバブと同じような料理で
スパイスが効いていてこれがまたおいしい

シャシリクとパンのセットで10,000ソム(約130円)
やはりウズベキスタン、物価が安い!

家族経営の中央アジアっぽい暖かい食堂で大満足!

学校終わりの子どもがおやつを食べながらのんびりしてました。笑

ちなみになんですがウズベキスタンは学校が午前と午後の二部生らしく
兄弟がどちらかは家の手伝いをできるようにそうなっているのだとか!


フェルガナ散策

腹ごしらえも済んだのでフェルガナの街を散策
まずはフェルガナバザール!

例に漏れず中央アジアのバザールはとても大きいです

あとなんでも売ってます
高島屋です

ウズベク・ナンと日本の共通点!?

ウズベキスタンには各地にこのパンの一種である”ナン”が売られていて
サマルカンド・ナンブハラ・ナンなど各地域において異なる模様や硬さが特徴の名物ナンがあります

このナンはシルクロードの時代に”胡餅(こへい)”として中国に伝わり
遣唐使によって日本に伝えられたのだとか

ところが当時小麦でパンを作る習慣は日本に無く

これを米で作り代替えしたのがなんと”煎餅(せんべえ)”の起源になったんだと!!

こんなところに日本とウズベキスタンの食のつながりがあったのだとは驚きです

引き続きフェルガナ

マルシュで学生たちがおすすめしていたセントラルパーク

穏やかな雰囲気で遊園地もあるよくある外国の公園って感じ

ちょっとツッコミたくなる
マックなのかディズニーなのかよくわからないカフェ

そしてフェルガナを回って気づいたのですが、この街は大学がとにかく多い

一緒の宿だった韓国の方も、フェルガナ州立大学で韓国語の講師をしているとのこと!

街を歩いていても若い人が多く活気のある街でした!

フェルガナ州立大学

昼ごはんを食べたのが遅かったので
夜ごはんは軽くで済ませることに
シャワルマとコーヒーのセット合わせて20000ソム(266円)

味はそこそこ

旧ソ連領ではこのケバブのシャワルマによくお世話になります

ホスピタリティ溢れる「Hostel MEGI」

そしてフェルガナで良かったのはなんといっても宿!

まず前提としてアンディジャンをはじめとしたフェルガナ地方の宿は総じて高い!

タシュケントやサマルカンドと違って観光客用のドミトリータイプがほとんどないので
(というか観光地もないので、わざわざドミトリーを作る意味がないのだと思います)

どこもビジネスホテルばかりで安くて一泊3000円〜はします

ここHostel MEGIはそんなフェルガナ地方では最安値
ドミトリーで一泊110,000ソム(1470円)

物価を考えるとウズベキスタンの宿代は少し高いですが
宿代まで安いといつまでも中央アジアに沈没してしまいそうなのでむしろよしとします。笑

そしてここホステルメギの魅力は何より宿のオーナーさん

買って来たケーキをくれたり
生まれたての子犬を見せてくれたり。笑

英語はまったく通じないので、コミュニケーションを取るのは翻訳アプリと身振り手振りしかないのですがそれも異国感があって楽しい

なによりとっても親切でホスピタリティ溢れる方

人との出会いは中央アジアでは本当に恵まれました。

宿自体もキッチンあり、ホットシャワーあり、ベッドも清潔◎

ウズベキスタンで一番ややこしいレジストラツィ(滞在証明書)ももちろん出してくれます!

ウズベキスタンはフェルガナに訪れた際は是非ホステル・メギへ!

さて!
明日はここフェルガナから日帰りトリップで古都・コーカンド に向かいます!

ではでは〜!


《情報コーナー》

・アンディジャンバスターミナル(地図上の②)


・フェルガナマップ

①アンディジャン発着バスターミナル

②コーカンド行きバス(近距離バスターミナル)

③Hostel MEGI
フェルガナおすすめ宿

④シャシリク食堂

⑤フェルガナ・バザール

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