センス

こんにちは。


センスってなんでしょうか。

何をもってセンスがいい、センスがないというのでしょうか。


センスなんて無くても生きていけると思ってませんか。努力したらセンスとか才能が無くても十分に活躍できると思ってませんか。センスという言葉を、才能という言葉を、努力しなくてもできる人の言葉だと思っていませんか。生まれつきの能力だとか思ってませんか。

センスは生まれつきの能力では無いと思います。
これまであなたが歩んできた人生、経験してきたものがもととなって形成されるものがセンスです。
センスが無いということは今までの人生で全く経験がなかった、経験を生かせてなかったということです。初めて行った事でもセンスがいいやつはいます。そういうやつは既知の物事から共通点を探して適応する能力が高いだけです。それもセンス。そういった状況に置かれたことがないとできませんよね。

センスは1日でどうにかできる物じゃありません。良質なものに触れることで、善し悪しの判断がつくようになります。私はそう思います。

五感もそうですよね。美味しいものを食べてきた人は
舌が肥えるだけじゃなくて物の組み合わせの善し悪しも分かります。

音楽も色彩感覚も同じようなことが言えますね。

センスがない人=色々なことを経験する機会が少なかった人、無かった人、ということになりますね。
そういう人でも生きていける世の中ですから、たいへん過ごしやすい世の中ですね。

三つ子の魂百までという言葉を知っていますか。これもセンス依存の問題があると思います。幼少期に形成されたセンス等はその後の人生に大きく関わるということですね。幼少期に多くのものや景色、知識、人に触れることでセンスがある、ないが分かれるのではと思います。

別にセンスを鍛えるのに遅い事はありません。だってお酒に詳しいとかタバコに詳しいとかは幼少期に形成されるものでは無いですし、形成されたら困ります。今からでもセンスを磨くことは遅くないんです。綺麗事を言えば。私の見解ですが、成人を迎えてセンスがないやつはほとんど手遅れだと思っています。努力すればなんとかなる、センス・才能<努力と思っている、そんな人はたぶんこれから進歩することはありません。あるかもしれないけど確実にセンスがある人よりは伸びませんよね。時間は有限なので。それでもセンスを磨きたいなら頑張ってください。(笑)(笑)

さて、センスがある人の特徴ってなんでしょうか。
私が考える特徴、要因としては
・生まれつきの能力(これはどうしようもないギフテッド、たまにいるでしょ?)
・親を見ての反面教師
・親からの遺伝
だと思います。1と2についてはどうしようもないので省きますが、3番目の「親からの遺伝」について書きます。
親からの遺伝ってなんだよー私たちにはどうしようもないジャーンみたいなクソアマな考えしてませんか?その時点でダメです。あなたが一生親にならないのであれば問題は無いんですが。親からの遺伝といっても遺伝子的な問題ではなくて、親が好んでいるもの、親しんでいるものに幼少期から触れているとその分野のセンスってつきますよね。ということは親が幼少期に子供に色々なものを経験させたらいいだけです。どのセンスが伸びるかは知りません。子供は自分から進んで外界のものに触れることはできません。美術館に1人でいってる2歳児とかキモイだろ。たまにいますけど。そういった意味で親からの遺伝って大事ですね。

幸いにもこの世の中には、「これは素晴らしい!一級品だ!」みたいなことを決めてくれている人がいます。音楽にまっったく興味が無い人でもそういうのを子供に聴かせるだけで少しくらい影響があるのでは、と思います。「こういうところが素晴らしい!」って大抵の本とか説明書に書いてあります。素晴らしさが分からずとも知識として理解しておくだけでもいいんじゃないでしょうか。芸術もまた然り。

センスがある=教養がある、のような側面が見えてきましたね。色々な分野を勉強する意味が多少は見いだせたのではないですか。どうせこの記事を読んで勉強しよう!と思う人はいないと思います。そんな人ならもっと前から勉強してるはずなので。

勉強って座学だけじゃないですよ。色々なものを触れるということです。田舎じゃ難しいですよね(笑)。

私は「田舎に生きる人達」に触れることで毎日学んでいます。「都会」との差は歴然です。情報量が少ないことはセンスに直結するので。田舎にはセンスがあるやつが少なすぎます。やはり幼少期って大事ですね。

そんなやつが都会に出てきて成功するなんて夢のまた夢。大学とか就職とか都会でするなよ、って感じです。おとなしく地元で生きていくべきなんですよね。センスを磨く事を意識すれば変わるのに受動的な田舎者が多いです。能動的かつ他人に過度な迷惑をかけない田舎者だけ都会に出てくればいいと思います。きっと受動的な田舎者にこの話をしても、もっと分かりやすく説明しても伝わらないし理解されないでしょうが。

なんせセンスがないので。


悲しいですが、これは現実です。


またお会いしましょう。


教祖