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短歌〜鏡心の短歌9 「敗者復活戦」(40首)まとめ

白き月 優しい嘘で ごまかして 怖がらなくても 大丈夫だと

《鏡心の短歌=ココロそのまんまの短歌》です。日々の暮らしの中で詠んでいる《祈りと叫びの短歌(短歌ってことにしちゃう)》です🌱

根幹は『いろいろあるけど、私、元気を出して!!』の《じぶん応援歌》です📣

生きるよろこびが、生きるかなしみにのみこまれないように…🌸

Keep going with joy(and a sigh)!!!

ため息つきつつ、楽しくいこう!!!

そんな《鏡心の短歌の風》が結果的にいつか誰かへの応援歌…《あなたへのエール》にもなれたら良いなぁ…⭐️

こちらの記事は、今まで9- #ほぼ毎日短歌 として日々upしてきた私の #鏡心の短歌9章「敗者復活戦」としてまとめた #鏡心の短歌まとめ です📒

まとめ形式ならではの、ぶわぁぁぁとしたインパクトを書籍感覚でお届けしたい🌟🌟🌟

🍀🍀🍀🍀🍀

〜敗者復活戦〜

ほとばしり あと一息が 足りないよ 押しつぶされそう コールタールの中



小手先のテクニック 上っ面の言葉 きしんで歪んだ 小さな檻で



続く課題 ファンファーレは 聞こえない かき集めるアイテム タイトルは何



カーニバル 昼間は光が 強すぎて 眠って時を やりすごしてみる



これじゃない ピースがあわない 足りないよ 張り合い競う ジグソーパズル



速すぎて YESもNOも 言えないよ 作り笑いで この場をしのぐ



から元気 反射で笑顔 とりつくろい ごまかしごまかし 続ける歩み



手をつなぐ 一緒に笑う 話する それでも一人 やっぱり一人



何守る 鍵のない部屋 一人きり 侵入自由 脱出自由



高き塔 自分以外を 見下して かみつきうらやみ 閉ざし凍える



酔いしれる 被害者意識 愚痴自虐 後悔するフリ 夜を重ねて



不平不満 停滞乱調 大騒ぎ マンネリ芝居を 今日も続けて



まっしぐら 進み続ける 砕氷船 きしむ歯車  気付かぬふりする


 
見通せる こんなわかりやすい 道中で 見失ってた 私の座標



役に立つ かけひきアピール 頑張る姿 そうでなくっちゃ 許されないでしよ



大義名分 理由言い訳 言い逃れ 求めさまよう 甘美な足かせ



課題乞う 怠けていないよ 評価して 重ねる言い訳 そらした視線



ほめてくれ 甘えたいんだ 報われたい 握りしめてた 大昔の地図



曇り空 雨が足りない 見つからない 泉の気配はあるのだけれど



こんなにも 人が行き交う 駅構内 あなたがいない わたしがいない



冬の夜 君の声は聞こえない 私の声も届きやしない



寂しいよ 冷たい指先 きしむ骨 ムダにすごした 多くの時間



届かない すりぬけ離れる 風船は 遠ざかりゆく 冬晴れの日に



水(みな)の底 しきり直しか きびしいなぁ あんなに遠い ゆらめく光



雨あがり あんなに軽やかだったのに どうして続かぬ 変わりゆく風



めいっぱい 表面張力 あと少し どこまでいくか それともいっそ



緊張感 手本に近づけ 離れるな もっと自由で 許されてるのに



白き月 優しい嘘で ごまかして 怖がらなくても 大丈夫だと



自己暗示 泣きながらいつも 繰り返す 何があっても なんとかなると



気が付くと 助けてちょうだい ひとりごと こんなに助けてもらっているのに



もう充分 助けてもらっていることは わかっているよね はい わかってます



知っている わかっているんだ 本当は 言いたい言葉 欲しかった言葉



見逃さず 汚れた手のひら 洗い流す ぼんやりしてたい 夕焼けの空



目をそらし 閉じ込めていた 想いたち 涙のかたちで こぼれてゆくよ



落城の 刃(やいば)を握る 姫君の 震える両の手 そっとほどいて



乱反射 朝の光が 部屋照らす 始まることは 怖くはないさ



挑みゆく ゼロになっても 蘇る マリオは進む 何度も何度も



岸壁登攀(クライミング) この先どうする どうなるか しびれる手足 出会える景色



メロディも ステップも知らぬ わからぬが 歌おう踊ろう 委ねるように



はりつめた 心ゆるめて まぁ いいか いま ここ わたし かわりゆく空


鏡心の短歌9「敗者復活戦」 了 (40首)

#鏡心の短歌 #ほぼ毎日短歌

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読んで頂き、本当にありがとうございました!!










お気持ち、とってもうれしいです! ご縁に感謝!!です  【春霞 遠くの富士は 見えぬけど 確かにあると 信じられる朝】(←鏡心の短歌:137)