おもてなし_おもて無し___おもて無しグルメ_から目が離せない_

おもてなし?おもて無し? ”おもて無しグルメ”から目が離せない!

こんにちは。帰省する度に「貯金は大事」と親から口酸っぱく言われているヨシザワです。

今回は2020年のトレンドとしても名高い”おもて無しグルメ”について身近な例を交えて書いていきたいと思います。

最近、2019年のトレンドまとめと2020年のトレンド候補に関する記事を見ました。

感想は「ぜんぜんわからない・・・」

皆さん、「KP」や「ぴえん」と言われて、何かわかりますか?若者の間で流行っている言葉で、「KP」は「KAN-PAI」=”乾杯”、「ぴえん」は悲しい感情を表す言葉で泣いている様を表しているそうです。

平成生まれのヨシザワ、ショックを受けました。少なくとも同じ平成生まれの、今どきの高校生や大学生と遜色なく会話できると思い込んでいたのです!

そんな中見つけてしまった今回のワード「おもて無しグルメ」

また新しい言葉が出てきました、、、泣きそうです。ぴえん。

そもそも「お・も・て・な・し」と違うの?

今年に控えるオリンピックの開催が東京に決まる時、あの滝川クリステルさんがテレビの前でやったあのパフォーマンスは近年のホスピタリティ精神と相高まって2013年の新語・流行語大賞にも選出されました。いかにゲストに対して最高のサービスを提供し、満足して帰って頂くか、そしてまたリピートしていただくか。「おもてなし」はサービス業界のみならずあらゆる場面で重要視されてきたことは皆様の中にも記憶に新しいと思います。

しかし2020年のトレンドとして出てきた「おもて無しグルメ(店舗)」という言葉。

おもて(表)が無いのか?裏しかないのか?などというくだらないことはさておき、”おもて無し”とは何か調べました。

”おもてなしであるサービス部分を簡略化し、その分料理の美味しさを追求した店舗を指す”

ホットペッパー外食総研が発表した内容によると上記の意味だそうです。

サービスにかけるコストを極力削減し、ほかの部分で勝負をする。なるほど。私の中でまず浮かんだのが、「俺のイタリアン」や「俺のフレンチ」などを運営する「俺の株式会社」さんでした。

フレンチやイタリアンなどの高級なイメージのある食事をスタンディングゆえに低価格で提供するビジネスモデルはおもて無し店舗に近しいと思いました。高級で美味な料理を手軽に味わえる。私も、食器の音に気を付けながらマナーを気にして食べるフレンチよりも、スタンディングでさらっと食べられるフレンチのほうが気が楽ですし、何より財布に優しくて助かります(嬉し泣き)

タブレットや券売機での注文も”おもて無し”

居酒屋にある、タブレットのオーダー端末もおもて無しの一つです。今まで店員さんを呼んで、注文し、その後料理や飲み物が運ばれてくる。この前段階の内容を一切人の手を介さずに完了できるようにしたのが、タブレットのオーダー端末でした。注文の聞き間違いや数量のミス、何より、ハンディを手に注文を取りに行くスタッフを作らないことそのものに成功しました。

松屋さんの例

また、一人暮らしを始めて大変お世話になる機会の増えた牛丼チェーンにも、おもて無しの波が来ていました。

新居の最寄りにある松屋さんに行ったときです。券売機で食券を購入し、席で待つこと1分。誰も食券を取りに来ません。料理を提供しているスタッフに「あの、これ・・・」と弱弱しく渡そうとすると、「できましたら画面に番号が出ますのでそのままお席でお待ちください」とのこと。

まじか!いつの間にか松屋が談合坂サービスエリアみたいになってる!

私の他にも、同じような動きをしている人も何人か見受けられました。確かに松屋さんも、この単価で牛丼を売り続けるには、人件費の削減は必須だよなあと思いながら私は、紅ショウガを載せたのでした。

すき家さんの例

また新居から少し歩いた幹線道路沿いにあるすき家さんでは決済が自動化されていました。注文を取って運んでくるまでは従来通りなのですが、お会計の際はスタッフに伝票を渡してあとは自動つり銭機のような機械に現金もしくは電子マネーなど支払い方法を選択して支払いをします。

これは人件費の削減はもちろんのこと、”スタッフがお金を触らない”ことを徹底させてるとのことでした。”スタッフがお金を触らない”と聞いて、私は衛生面を一番に考えました。幼少期、母親から「お金が誰が触ったかわからないから汚いものだ」と教わってきたからです。しかし元すき家アルバイトの友人の口からは一番に横領や窃盗など内的要因を含むセキュリティ面が出てきました。”おもて無し”がスタッフも会社もあらぬ疑いをかけられない、かけたくない環境を作ることにも貢献しているようです。

店内に自動販売機?自身のスマホで注文?

セルフ焼肉じょんじょんさんの例

ここではじょんじょんさんのご紹介をします。なんと店内に自動販売機があり、そこにはドリンクが並んでいます。ペットボトルの炭酸飲料から缶ビールまで、、、なんでもあります。車でも安心です。

自販機②

席に着くとQRコードが描かれたシールが、、、アプリを落とすとその中で肉やサイドメニューの注文ができます。番号を呼ばれたら、カウンターまで注文した肉を取りに行く⇒焼く⇒食べるの流れです。バーベキューの日が雨だったらぜひうちをご利用くださいというだけあります。厚切り上ハラミ980円など、コスパもいいです。自販機で購入する中にはストロングチューハイも販売されているそうで、好きな人にはたまらないですね。

飲み放題についてはクーラーボックスがドンっと用意されそこからは”テイクフリー”だそうです。まじでバーベキューじゃん。

これだけ見ると、営業中はひたすら肉を盛る人と、テーブルを片付ける人の2人でも十分回せるオペレーションですよね。

以上、人手不足なんてどこ吹く風と言わんばかりの最新のおもて無し店舗のご紹介でした。

終わりに

人手不足人手不足と言われる中で、養老乃瀧さんでは1月から実証実験としてドリンクをロボットに作らせ、そのスピードは人に劣らないというニュースも見ました。ロボットが人の仕事を奪うのではなく、人がいない部分やロボットでもできる部分をロボットに任せるという構図が今後主流になっていき、広がっていくでしょう。

しかし、ロボットの導入はいくら過去に比べ廉価になりつつあるとはいえ、コスト的に簡単なことではありません。そんな中でも発想の転換だけで、既存の仕組みに一味加えてオペレーションを変えるだけで、一気に人手不足を解消することもできるのだと知りました。

堅苦しいフルサービスよりもセルフで多少は面倒でも、少しでも安く、さらには質もそれなりのものが頂けるのであれば、人々はそちらに流れていくのは時代の流れ的にも必然だと思います。

ですが、こんな私も、時にはフルサービスのお店で大切な人とのディナーを楽しみたいとも思うものです。人間は贅沢な生き物ですね。

今度帰省したら、実家の車をフルサービスのガソリンスタンドに持っていって、窓ガラスも拭いてもらおうと思います。

あ、そうしたらまた親から「無駄遣いしないで貯金しろ」と言われてしまいそうです。

ガソリンスタンド


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