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記野式:サクッと!ゲーム業界講座 11月前半号

こんにちは。2023年もあと2か月を切りました。欧米では年末商戦真っ只中ですが、今月末には年末商戦のピークともいえるブラックフライデーがありますので北米のセールスデータが楽しみでなりません。

現在私はベトナム・ホーチミン市に来ています。アジアの活気はものすごくてコロナが噓だったかのように若い人がたくさん毎日を楽しんでいる様子がうかがえます。そう、人口に対する若者比が高いんですよね。東南アジアの人たちに「日本は子供が少ないね」とよく言われるのですが、ホントにそうなんだなとつくづく思いました。

朝からどデカいバインミー戴きました  

さて、前半号ですのでセールスデータはイギリスの週間ランキングのみです。今号では、まえまえからまとめたいと考えていたEpic Gamesについて掘り下げて解説してみました。同社のゲーム業界での立ち位置は重要かつユニークで、さまざまな新しい風を引き起こしていますよね。同社の歴史からとりまく最新ニュースまでまとめてみました。

そのあとはNewZooがまとめてくれた効果的なゲームのローンチ方法についてとゲームが人間に悪影響意をもたらすのか?に続きます。最新ニュースもお見逃しなく。

本記事での為替レートは1ドル=151円、1ユーロ=161円で計算しています。早速イギリス週間売上ランキングからまいります!


<イギリスソフトランキングTop10(2023年第44週:10月28日~11月3日)>

2023年10月28日~11月3日(第44週)のイギリスのパッケージソフトウェアの週間売上ランキングTop10が発表されましたので見ていきましょう。
いつものことですが、本データは売上額ではなく売上本数のランキングとなっていますのでご注意くださいね。

今週のイギリス週間ランキングでは『Super Mario Bros. Wonder(スーパーマリオブラザーズ ワンダー)』が3週連続でトップを飾りました。期待を裏切らないクオリティーで作られた本作ですが、発売から2週間で全世界430万本を売り上げました。これは、スーパーマリオIPとしては過去最高の売上ペースとのこと。

今年4月には映画が公開され大ヒットを記録していますし、世界中でマリオ熱が高い中で発売された本作がスマッシュヒットを飛ばしたのもなんら不思議ではありません。

2位には『EA Sports FC 24』がランクイン。「FIFA」冠がついていた前作に引き続きコンスタントに売れ続けています。

ところが、Metacritic のスコアは惨憺たる状況になっています。メディア総評としては75点~78点と及第点ではあるものの、Xbox Series X|S向け、PlayStation 5向け共に、ユーザースコアが10点中2.5点とかなり低評価となっているのです。

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