囲碁２回目、「今」のトレーニング

２０２１年１１月１２日。
囲碁２回目。

今日は天赦日、大安とやらで、
今年最後のとても良い日なんだとか。
今朝通勤中の車のラジオでそう言っていた。

ちょうど車から降りて、歩き始めると同時に
急に雨が降り出し、すぐ止んだ。

空を見上げると、低くて太い、大きな虹が🌈
すごくハッキリとして、とても綺麗だった。

写真をとろうと、ユニフォームに着替えて
外にでたが、すでにその虹は消えていて。
ほんの一瞬の光景だった。

今日見た虹みたいに、囲碁も
自分の思考が一瞬にして現れるのだから
本当に不思議。

今日のじんさんからの一番初めの質問は、
「調子はどうですか？」だった。

囲碁開始寸前まで、子どもたちを
寝かしつけていた私は、今起き上がった
ばかりでボーっとしていると話した。

少し前の私なら、自分優先で
寝かしつけをしなくなっていた。
「今日は夜お勉強があるから自分たちで
寝てね、おやすみ！」と、子供はほったらかし。
きっと、特に息子にはいつもさみしい思いを
させていたと思う。

気が付けば私は、本来の目的を忘れて、
子供たちの気持ちを汲むということを
忘れていた。

それに気が付いてからは、子供たちと向き合う
時間を意識的にとるようにした。
子供の話はちゃんと目を見て聞くようにし、
まずは寝かしつけ終わってから、
自分のやりたいことをやるようにしてみた。

そうすることで、子供たちは安心感からか
ここ最近笑顔がすごく増えて、
たくさんお話してくれるようになった。

お手伝いも、一度言うと快くサッとやって
くれるようにもなったから、本当に不思議。

少しずつ変化してきている。

そして今日も石を置き続けていくが、
石を置いた理由が、前とほとんど変わらず。

はじめは、こうだからこう置く！
って決めて置いていたのに、
途中から考えるのに時間がかかり、
早く早くって、急いで白黒ハッキリさせたい
私は、なんとなくこうかな？えい！って、
感覚でまた置いてしまった。

そのあとは、じんさんが置いた石を
すぐ真似して置いてみたり。

この石を置く、一手一手の行動が、
実は、私の根っこ（アイデンティティ）
からくる深～いものだという。

私のアイデンティティ(私はこういう人間だ）
というものを、絞り出してみた結果、
「私は色々やるけど結局なんかうまくいかない」
というのが、私にはプログラムされて
いるようだ。

この部分は、それぞれ人間誰もが持っている
「なにか」らしい。
けれど、ここが変わらない限り、
どんなにいい言葉や、いい本を読んだり、
いい話を聞いたところで変わらないんだとか。

人の表面上に見える行動というのは、
そう簡単には変わらないそうだ。

だから私は、今まで生きてきて
なんかいつも同じようなことを
ぐるぐると繰り返している感じがしたのかな…
（それに気が付いたから、囲碁をやらなければ
　と思ったのだけど）

この根深い部分が、どれだけ全てのことに
影響があるのかを認知したら、

そのあとのじんさんの質問に答えるのが、
なんだかめちゃくちゃ恥ずかしくなった。

私の本質の全てを見透かされたみたいで。

でも、いつものその一手が変わったときは
行動が変わったということ。
行動が変わったとき、実は根っこ部分も
変わってるんだそう。

私は、そんな今の自分のプログラムを
新しく書き換えたい！と、強く強く思った。

囲碁をやりながら、じんさんからの
深い深いお話。

人生って？
生きるって？

人生が良くなるための道具、
それが囲碁だって。

誰もがやるべき「今」のトレーニング。

それが、人生さんの囲碁。

私は「今」、人生ではじめて　　　　　　　　　自分自身と向き合い、
仕切り直しの気持ちで、囲碁に挑戦している。