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真矢みきさんが言う “あきらめないで” がこだまする〜

わたしはいわゆる第2次ベビーブームに生まれた人間です。いまどきの人たちは、ベビーブームって?だろうけれど、あったのですよ、生まれた人数がべらぼうに多い時期が。このベビーブームはいつでも競争で、偏差値重視の価値観が蔓延したのもこの人たちの世代で、成長するにつれずっと付いてまわったきたのです。

そんな競争の多い時代から、今や一人一人に関わる大人の人数がだんだんと多くなってきた世代へと移行し、競争ではなく個性、個性といわれるように。酷だなぁ〜、このベビーブーム時代の人たちに、人と比べてどれだけ自分が優れているかと競わされた人たちに、個性!と声高に叫ばれた日にゃ、そりゃみんないい大人が「わたしって…」と悩みますよね。

今もアラフォー、アラフィフさんのお悩みに多いのが、自分らしさがわからないということ。これからの未来に向かっての夢ややりたいことがわからないということ。仕事をしていても子育てをしていてもなんとなく感じる虚無感や、誰かのためばかり動いて「役に立っていない自分は意味がない」といった感覚を持ってしまっている人たちの共通点かもしれません。

社会の役に立つために、誰かより優れていくために、自分がやりたい、こうしたいという感覚より、周りがこうしているからもっとこうしなくてはいけないのではないか?という選択の仕方を常にしてしまってきた…。

何年か前、当時お付き合いしていた方に「更年期なんだからいい加減あきらめたら」と口にされたことがあります。今思えば、体が疲れているのならそんなに頑張らなくていいんじゃない?と言いたかったのかもしれませんが、「更年期なんだからあきらめれば」という言葉は、グッサー!!と心に刺さったのを覚えています。なんだか50歳、60歳と歳をとっていくのだから出来なくて当たり前、今より出来なくなっているんだよ、と言われているようにとれ、先の未来が全然楽しくなくなった感覚でした。

50歳でも60歳でも、あ〜楽しいなと思える感覚はもちろんあるはずです。素敵な60歳の方は何人もいらっしゃいます。50歳から何かを新たに始めたっていいんです。まだまだ人生の終わり、って決めつけないで〜と思うわけです。これからまた新たな自分に向かって進むって、とっても楽しみじゃない?と思うのです。

ベビーブームで競争にさらされた現在更年期あたりを迎えている女性たち、今の個性、個性といわれている今だからこそ、競争ではなく自分の中にあるあなただけしかないものをもう一度見つけてみても良いと思うのです。価値観はどうであれ、それだけ経験、築きあげてきたことがあるはずだから、そこをもう一度広げてみるのもいいんじゃない?と。

「あきらめないで」ってやっぱりいわれているような気がする。真矢さん、ありがとう!


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