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英語の学び方 音について②-2:考えたこともない(きっと)視点からの学び方 エッセイ

音についてのエッセイ その2-2
 英語の音についても 楽しめますようにという願いを添えて。


0. エッセイの趣旨

英語の発音やリスニングについて、勉強ではなくて
さらっと読んで 楽しみながら関心を広げていけるエッセイとして
音のことをご紹介して行きます。
知識が増えると手掛かりとなって関心が広がり、理解の精度も上がってきます。
音についても 同じ。
知識が増えると 英語の発音や聞き方の精度が上がってきます。
ほんとに そうでしょうか?
 では、第3回は

1. 英語の音へ

さあ 英語の音を作ってみましょう

1. 後に/p/をつける

1つ前の 英語の学び方②で練習した「おー」の後に
/p/をつけてみましょう。  

前回 音について①で 学んだ音/p/です   
唇を「閉じる」 でしたね?

図2「おーー」後に/p/をつける

しっかり 遠くへを意識して
最後に /p/
少し離れた場所に 目標を置いて 
そこへ届けるつもりで練習すると 届けやすいです。

おーー/p/ 届いたかしら?
たっぷり「ーー」で息を使うと
/p/の時には 残る息は わずかになっています。


 では 今度は 前に/t/をつけます そうです!

2. 前に/t/をつける

図3 /t/を前につけると…


 前回も登場した top です 
 な〜んだ 簡単^^ はい^^

/t/は ご自分の発音で どうぞ。   
知らない発音は 日本語の音でOK。今は気にしない…   
/p/と同じで、/t/も学んだらすぐに差し替えられるので。

日本語で発音したトップとは違う音になりましたね?
学ぶ前に なんとなく言っていたtopの音とも
違ってきたのではないでしょうか?

語尾の/p/の音は 前回確認済み。
スパッと息が止まっています。でも/p/の音です。
「おー」と遠くへ届けたことで、息の「量」が増えて
強い音になりました。
アクセントと言われる音は これです!

遠くへを意識して発音したら 
「ー」の強さは このままだと長くて大きいと感じるかもしれません。 
この音の感覚がつかめたら、「ー」を少し短く発音してみましょう。
すると 聞き覚えのある
 /top/ の音になっていきます。

3.練習

前回と同じで家の中のものを発音してみましょう。

前回と同じ単語で
台所 cup(カップ)  
 Step 1. 「あーー」 
 Step 2. 「あーー」+/p/ 
 Step 3. /c/ +「あーー」+/p/ cup

という手順で。

台所   soap(石鹸) soup(スープ)

他の場所   lamp(ランプ) lip(唇)

新しく 足してみましょう 「届ける」 が課題です

desk(机) cap(帽子) soup(スープ)

  3文字の単語は 練習しやすいです  
  練習は 知っている単語で行うといいです。  
  練習したい部分だけにフォーカスできるからです。

母音を「遠くへ届ける」意識の練習です。
子音は 今できる音でOK。
それだけでも 今までよりグンと英語の音に聞こえます。

身の回りにある単語で練習してみてください。
英語らしさを感じるのではないでしょう

2. まとめ

  日本語でも使っている、または作れる
  既に持っているスキルを使って  
  「自分の口で英語の音を作れる」体験をしました。  

  前回①  /p/ スキル:「閉じる」
  今回② 「おーーー」 スキル:「届けることを意識」

  何をしていたかというと 
  自分で音を操作できること 息を使って音を作ること

  を学んでいました。 
  英語は  息を口の形でコントロールして作っているからです。

  なので今回の「届けることを意識する」は 
  英語らしく聞こえる(いや、ほんとは英語の音として聞こえるはず!)
  スキル です。

なぜ 「遠くへ届ける」の練習をしたのか はまた別の記事で紹介します。
ここでは「耳と声」のプロフェッショナル、トマティス博士、彼の著書で「環境と聞こえ方・音の出し方」の説明でこのことが紹介されていたということだけをお伝えしておきますね。

3. コメントお願いします〜⭐️

英語の学び方②の投稿を3つに分けて投稿し直しました。
こちらは2つ目です。

コメント欄に感想を書いていただけたら励みになります。
発音してみた感想を是非教えてください⭐️

みおな拝


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