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森若さんの主義と揺らぎ

はじめまして。kotojiです。SOU-MU部のアドベントカレンダー12月11日を担当します!(初アドベントカレンダーです!)

せっかくの機会なので今回は、1人でも多くの人に、小説『これは経費で落ちません!』を読んでもらいたいと思いnoteにしたためました。ドラマ版見た方も小説は更に楽しめるのではないでしょうか!

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※ネタバレを含んでいます。

突然ですが、皆さんは小説「これは経費で落ちません!」を読んだことがありますか?

石鹸などを販売する天天コーポレーションの経理部員、森若さんからみた社内の人間模様を描く物語です。ドラマを見て森若さんに共感を覚えた方も多いのではないでしょうか?

森若さんに惹かれる理由

森若さんの主義として「イーブン」という言葉が出てきます。イーブンは、貸し借りゼロの状態とされていて、この主義に従って社内で渡り合っていく様子にスッキリする感覚を覚えます。

ところが、、、しばらく読み進めると、ある条件と引き換えに秘書有本マリナの横領を見逃したりするなど、それは経理としてどうなんだ?という疑問も湧いてきました。。

以前、SOU-MU night のLightning talkでお話させて頂いた時は、この辺のモヤモヤを皆さんとお話することが出来ました。


主義のゆらぎ

今回はその後の話です。1,2巻あたりでは、かなり強固であった森若さんの主義に、4巻あたりから揺らぎが出てくるのです。

「イーブンってなんだろうと思うわ。最近」(4巻230ページ)

森若さん、揺れてます。一体何があったのでしょうか?

揺らぎの原因は、またしても有本マリナ。そして、経理部の新入部員、麻吹美華でした。美華は外資系企業をはじめ、様々な企業を渡り歩いてきた経歴があり、圧倒的な「フェア」を主義としています。

そして美華は、アンフェアな存在である有本マリナに、おのずと戦いを挑むことになります。森若さんは、マリナが取り決めていた条件を守らなくなったこともあり、雪辱を晴らすため美華側で参戦しました。

しかし、マリナを追う中で目の当たりにする想像を超えた「アンフェア」で好き勝手しているマリナの行動。対して「フェア」過ぎて社内でも孤立してしまう美華の存在。森若さんの心も揺れ動いていきます。

森若さんの主義の行方はいかに…?!

(めっちゃCMっぽくなってしまいましたが、一読者です。笑)

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