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横浜DeNAベイスターズ2020ドラフト反省会

こんばんは、バーチャルアナウンサー京野聖也です。

まずはベイスターズドラフト予想動画が再生回数1000回を超え、観てくださった全ての方にお礼申し上げます。
にも関わらず、紹介した選手が一人もベイスターズに指名されなかったという不甲斐ない内容となってしまいました。

今回のnoteでは動画内容の反省を行ったのち、指名選手に関して感想を述べていこうと思います。

なお、指名予想選手の理由については動画を観ていただければと思います。

①予想動画の反省

1位予想 伊藤大海 投手 苫小牧駒沢大
結果 北海道日本ハムファイターズ 1位指名

まずベイスターズにおいて最重要課題は即戦力の右投げ投手の指名と位置づけ、山﨑康晃投手の絶不調を考えても抑え適性もある投手なら尚更良いとして伊藤大海選手を一位予想としました(抽選に外れた場合は慶応義塾大学の木澤投手)。
右投げ大卒というところは合っていたのですけれどね。
ドラフト数日前のファイターズの一位指名公言が相当効いていると思います。
私個人としては競合レベルの投手だと思っていたのですが、一本釣りはうらやましいな~と。

2位 山村崇嘉 内野手 東海大相模
結果 埼玉西武ライオンズ 3位指名

若いサードで木製バットでも結果を残しているということで2位予想。
西武スカウトが「この順位まで残っているとは思わなかった」というように、やはり評価は高かったのだと再実感しました。
後ほど詳しく触れますが、あの順番まで牧選手が残っていたのでそりゃ牧選手を指名するわという感じなのですが、もし既に指名されていたら2位は山村選手であったと今でも思っています(負け惜しみ)

3位 村上頌樹 投手 東洋大
結果 阪神タイガース 5位指名

ベイスターズスカウトが好きそうな選手として3位指名予想。
社会人に進む予定だった山崎伊織選手がドラフト直前にプロ志望に変更したのは「上位での指名を確約した球団があるから」と考えて、なら村上投手も上のほうで指名されるのではないかと思いましたが、やはり怪我しやすい体質が嫌われてしまったように思います。
戦国東都で圧倒的な成績を残しながらもまだまだ伸びしろを感じるようなポテンシャルが高い逸材ですが、怪我で全く戦力にならないかもしれない可能性もあり、プロからの評価はこのぐらいの順位が妥当なのだなと勉強になりました。

4位 根本悠楓 投手 苫小牧中央
結果 北海道日本ハムファイターズ 5位指名

個人的高卒ナンバーワン左腕だったのですが、ベイスターズが選んだのは地元横浜高校の松本隆之介投手でした。
地元枠指名が減っているからこそ根本投手だと思ったのですが、ここにきての横浜高校なんだからやはり予想は難しい……

5位 萠拔哲哉 内野手 JR九州
結果 指名漏れ

社会人トップレベルの守備を持つ選手ですが、まさかの指名漏れ……
今年は全体的に大学&社会人内野手の評価がドラフトファンとプロスカウトで乖離があったように思います。
ドラフト1位候補と言われていた中央大・牧選手(ベイスターズ2位)や東北福祉大・元山選手(ヤクルト4位)はともかく、社会人は中野拓夢選手(阪神6位)、今川優太選手(日ハム6位)、三好大倫(中日6位)とトップレベルの選手たちでも最高6位、名前を呼ばれたのがこの3名と大変厳しい結果に終わりました。
上川畑大悟選手(NTT)や峯本匠選手(JFE)が指名漏れするとは、厳しいドラフトでした。新型コロナウイルスの影響で特に社会人選手は実践で観ることができなかったのが大きいと考えています。

6位 加藤廉 内野手 東海大海洋学部
結果 読売ジャイアンツ 育成12位

さすがに支配下はやりすぎでした。
全体で最後に指名された選手で、名前が出た瞬間は「紹介した選手が指名されてよかったー!」と思いました。

②指名選手を観て

1位 入江大生 投手 明治大学

名前が出た瞬間に「えっ、評価高すぎない…?」と思ったのが正直なところです。
前述のようにリリーフにも適正がありそうな選手の指名を希望していたというのもありますが(入江投手もリリーフ適性が高いとする評論家もいますが私は先発だと思っています)、そもそも今回のドラフトにおいて私の中での大学&社会人右腕の評価順が「伊藤>>栗林>>木澤>森>平内>入江」という並びだったためです。
恐らく単独指名に踏み切った理由としては、もちろん右腕でもともと入江投手の評価がスカウト陣のなかでとても高かったのですが、どこかの球団が外れ一位で狙っているという情報があり、栗林投手や伊藤投手のような重複確定投手を外して入江投手で再度クジを引くよりは確実に一本釣りしてしまおうという魂胆だと思います。
ドラフト予想というのはこういうところまで予想しなければいけないのです。
スカウトは「即戦力」とコメントを残していますが、私は即戦力かと言われると、「スケールは大きいけれど、すぐにはどうかな」というのが意見です。
これまで大卒投手をドラフト1位で指名してフル回転させ2年目には低迷するを繰り返しているうえに、未だ成長途中という感じがするので、これまでの反省を活かして状態を見ながら起用してほしいですね。

2位 牧秀悟 内野手 中央大

ある種、一番のサプライズ指名でした。
まさかこのレベルの選手が2位のこの順位まで残っているとはと思いましたが、脚の遅さが1位で指名されなかった理由かなと思います。
とはいえ三振の少ない右の好打者であることには変わりありません。
ソト選手が来季どうなるかわかりませんが、積極的にセカンドで1軍で起用して、将来的にクリーンナップを担う選手になってほしいですね。
そうなると伊藤裕季也選手はサードで固定して観てみたいですが、このあたりの兼ね合いをどうするかというのも嬉しい問題点。

3位 松本隆之介 投手 横浜高校

乙坂選手以来の横浜高校からの指名となりました。
左腕大国と言われているベイスターズですが、戦力年齢ポジション別分布を観ると若い左腕が少ないため、高校生から一人は指名するだろうとは思っていましたが、地元横浜高校とは嬉しい指名です。
長身で角度のある球を投げられることから素材型のなかでは高校生で一番と評価の高かった左腕、ローテに入れる一人前の投手になれるかどうかというより、こういう投手をローテ入りまで育てられるような育成力が欲しいですね。
コントロールにバラつきがあるため即戦力ではありませんが、将来のベイスターズを担う存在として期待しています(そもそも期待していない選手はいませんが)。

4位 小深田大地 内野手 履正社

スラッガーの高校生内野手、この選手もこの順位まで残っているとは。
スラッガーですが、ウリは飛ばせるだけでなくボールを叩くミート力にあると思っています。
打率を残せて長打も打てる選手として、完成形は今年の佐野選手かなと考えていて、3~4年後ぐらいに宮﨑選手と入れ替わりでサードのスタメンに名を連ねてくれたらと妄想が止まりませんね。
細川選手が二軍でやることがないぐらいに成長してくれたので、そのデータも活きると思います。

5位 池谷蒼大 投手 ヤマハ

脚を高く上げるも出所の見にくいコンパクトなフォームでストレートをバンバン投げ込む高校→社会人の左腕。
ドラフト用リストを作っているなかで「自慢のストレートはノビはあるけれど球速不足かな」と思っており、若く素材型だと思っていたので評価は高くなかったのですが、ベイスターズの指名となりました。
スライダーを中心にいい変化球を持っていますが、エスコバー投手のようにストレートで押す中継ぎが目指すべき箇所か。
そのためには球速アップは必須で、前述のように即戦力という感じには見えないのでじっくり体力を作ってほしいです。

6位 高田琢登 投手 静岡商

なぜこの順位まで残っているんだよ選手権優勝の、世間の評価では高校生ナンバーワンだった左腕。
既に完成度が高く、クロスファイヤー気味のフォームから緩急も使えるという本格派。
スカウトのコメントでも「高校生離れしている」という言葉が多く、なぜここまで残っていたのか本当に不明。
オリックス宮城投手のように、早いうちから一軍で観られるかもしれません。

育成選手二名につきましては私の知識不足にて割愛いたします。
両選手申し訳ございません。

③総括

今年の指名を総括すると、去年に引き続き「将来を見据えた育成シフトの指名」です。
常勝軍団になるためには育成力が必要というのは福岡ソフトバンクホークスを見れば明らかです。
恐らく新監督に昇格するであろう三浦大輔二軍監督は、チームどころか横浜の顔であり、順位関係なくラミレス監督以上の長期政権になると思われます。
長期政権の中でまずは選手を育成して、数年後に自前の選手が花開き優勝というのが思い描く最高の将来でしょう。
欲を言えば脚を使える選手を指名してほしかったですが、全体的にスケールの大きい良い指名だったように思えます。
話は変わりますが、これまでの私の好む選手の傾向を観てなんとなく気づいた方もいるかもしれませんが、私好みの指名をした球団は阪神タイガースです。

徹底的に育成できるように球団は最高のサポートをおねがいします!
あと育成だけでなく的確な補強もおねがいします(小声)。

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