とす

【アビスパ福岡】2019年J2第1節vs.FC琉球【マッチプレビュー】

みなさん、こんにちは。とうとう待ちに待った、Jリーグの開幕が間近に迫ってきましたね!

早いところで「金J(金曜日のJリーグ)」は明日に神戸とC大阪の試合で2019シーズンのリーグ戦がスタートする訳ですが、J2のサポーターからするとその次の土曜日からJ2も開幕を迎えることになります。

アビスパ福岡を応援しているサポーターたちにとっては、去年の最終戦でプレーオフに出場することすらできず、悔いの残るまま今シーズンを迎えることになりましたが、いよいよその屈辱を晴らす機会がやってまいりました。

僕自身、佐世保から福岡に帰ってくるバスの中でこの記事を書き始めているのですが、興奮が抑えきれません!

なお、僕のマッチプレビューはプロの方が見ても鼻で笑うような情報しか乗せることができませんが、サポーターの方が少しでも参考になればという思いで記事を作成しております。今回に関してはFC琉球の試合の映像もないのでトレーニングマッチの結果くらいしか参考にできる部分はありませんが、「サポーターができる相手チームの予習」というようなテーマで記事を作っていこうと思います。

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FC琉球:トレーニングマッチ結果

あまりこういった情報で相手チームのことを決めつけるのは正確な分析ができるとは思っていませんが、サポーターという立場で仕入れることができる最善の情報はここだと思ったので、FC琉球の公式サイトにて紹介されているトレーニングマッチの結果を下にまとめていきます。

なお、それぞれのリンクの下に引用した文章を張り付けておりますので、詳細が気になる場合のみリンクに飛んでもらう形でご覧ください。

まずはFC琉球の今シーズン初のトレーニングマッチは、同じディヴィジョンに所属する大宮アルディージャとの一戦のようです。

▪️日時:2019年1月24日(木)14:00 KO
▪️対戦相手:大宮アルディージャ
▪️場所:うるま市具志川多種目球技場
▪️結果:30分×3本(1-1、0-0、1-0)
大宮アルディージャ 2−1 FC琉球
(公式サイトより引用)

30分の3本ゲームでトータル負け越していながらも、去年までJ2のプレーオフに進出するチームに対して得点をしていることが分かります。その後のトレーニングマッチの結果を見ていても分かるように、FC琉球の良さは「攻撃」である可能性が高いのではないかと推察することができます。

その要因の一つとして考えられるのが、去年Jリーグの中で最も収益が少ないチームであるYSCC横浜を、非常に攻撃的なチームに作り上げた樋口監督がFC琉球の新監督として就任したということが考えられるのではないかと思います(個人的にYSCC横浜を応援していたので、彼の退団にはショックでした)

次のトレーニングマッチの結果に移っていきましょう。

▪️日時:2019年1月26日(木)13:00 KO
▪️対戦相手:横浜F・マリノス
▪️場所:サッカーパークあかんま(石垣市)
▪️結果:45分×3本(1−0、1−0、1−0)
横浜F・マリノス 3−0 FC琉球
(公式サイトより引用)

対戦相手は横浜F・マリノスと強敵に対しては、45分を3本やってそれぞれ1失点ずつを喰らってしまい、トータルで見ると3-0の完敗。誰が決めたのかというような情報もなければ、映像もないので特に推察することができませんね。

続いて2月に入ってのゲームがこちら

日時:2019年2月1日(木)14:30 KO
▪️対戦相手:水戸ホーリーホック
▪️場所:うるま市具志川多種目球技場
▪️結果:45分×2本、30分×1本(0−0、0−0、2−1)
FC琉球2−1水戸ホーリーホック
(公式サイトより引用)

ここに来てトレーニングマッチの初勝利。今シーズンから同じディビジョンの水戸に対して3本目のみ30分のゲームで2-1と勝ち越してトータルで勝利。よく見ると、失点数がいままでの試合の結果を見ても少ないことが分かりますね。

去年の樋口監督のサッカーを見てみると、クロスボールやセットプレーからの失点が多かったイメージがあるのですが、フットボールラボさんの去年のYSCC横浜のデータを見てみると

(写真はフットボールラボさんのサイトより引用)

失点パターンは右の円グラフですが、そのうちピンクとオレンジがそれぞれ「セットプレー」「クロス」の失点数を占めたものとなっています。全体の4割程度を占めていますね。

樋口監督のサッカーは1チーム分しか見ていないのですが、前からプレッシングをかけに行くという「攻撃的プレッシング」を採用し、ボールを保持すると縦に素早い攻撃を仕掛けて爆発的なスピードでゴールに迫るという「超攻撃的サッカー」がとても印象的でした。それがゆえにサイドバックが上がったスペースをあっさりと突かれて失点したり、すばしっこさを優先した選手起用をしたりと高さに難があるような印象がありました。

それ以外は相手のパスコースを消しに行くためにファーストプレッシャーに対して、二人目、三人目と人が関わり合いようなサッカーを展開していた為にそれなりの強度のある守備を遂行できていました。狙い目は「超攻撃サッカー」を仕掛けてきた、カウンターの部分(つまりはポジティブ・トランジション)なのかなと予想しています。

前線のポストマンである城後選手やサイドのスペースを突けるような木戸選手、鳥栖とのトレーニングマッチで高い位置で攻撃に貢献し続けた輪湖選手などの特徴が活きてくるかもしれないと予想することができますね。

トレーニングマッチでの結果はシーズン中になると意外とアテにならないことも多いので、こういった予想はすっぱりと外すこともありますが、「きょんもりのクソ野郎はあんなこと言ってたな」と思ってくだされば幸いです(幸いではありません)。

それでは次の試合結果を見てみましょう。

日時:2019年2月2日(土)12:00 KO
▪️対戦相手:ガンバ大阪
▪️場所:中城村ごさまる陸上競技場
▪️結果:45分×2本(1本目:1−1、2本目:3−1)
FC琉球4−2ガンバ大阪
(公式サイトより引用)

なんとガンバ大阪に対して4-2と勝利。ガンバ大阪がどのようなメンバーで挑んだのかは分かりませんが、それでもシーズンが近くなってくる2月のトレーニングマッチなのでメンバーを完全に落とすというよりも調整の時期である可能性を考慮すると、ある程度実践を想定したメンバーを使いそうですよね。

ガンバ大阪に対してこれほどの打ち合いができる力を持っていると考えることができますね。これもメンバーについての詳細もないので、多くは語らずで次に行きたいと思います。

日時:2019年2月7日(木)14:00 KO
▪️対戦相手:京都サンガFC
▪️場所:東風平サッカー場
▪️結果:45分×3本 ※1本目は豪雨により32分で終了
(1本目:1−0、2本目:1−1、3本目:1−0)
FC琉球3−1京都サンガFC
(公式サイトより引用)

なんと京都サンガに対しても完勝。これでトレーニングマッチは2月に入って3連勝となります。アビスパ福岡のトレーニングマッチを観に行った身として、きちんとフィニッシュまで結果の形で完結できていると想定することができると思うと、FC琉球の好調を伺うことができますね。

▪️日時:2019年2月11日(月)11:00 KO
▪️対戦相手:コンサドーレ札幌
▪️場所:金武町陸上競技場
▪️結果:45分×3本、30分×1本
(1本目:0−2、2本目:0−2、3本目:0−0、4本目:2−2)
FC琉球2−6コンサドーレ札幌
(公式サイトより引用)

ここではコンサドーレと壮大な打ち合いの試合を繰り広げているようで、2月のトレーニングマッチで初の敗戦を記録しています。45分マッチでは4-0と完敗していることが分かります。ちなみに、「横浜F・マリノス」のFの次の点はあるのに、「北海道コンサドーレ札幌」の北海道は抜けているという変なミスがありますね(笑)

Jリーグ経験も短いのでスタッフさんも慣れてなかったのでしょうか。ただ、この結果を見るに2月のトレーニングマッチで初の敗北。完全な個人の印象ですが、ペドロヴィッチ率いる攻撃陣に琉球の攻撃を上回る押し込みされ方をして後手に回らざるを得なくなったのかなあという推測。

福岡が鳥栖とのトレーニングマッチで見せたような、選択肢を提示しつつ相手のディフェンスを組織的に崩していくようなサッカーを展開することができれば、琉球の攻撃陣を抑え込むことができるかもしれません。うん、完全にイメージで語っていますが。

続いてが最後のトレーニングマッチになります。

日時:2019年2月17日(日)10:30 KO
▪️対戦相手:海邦銀行SC
▪️場所:中城村ごさまる陸上競技場
▪️結果:45分×3本、30分×1本
(1本目:7−0、2本目:4−0、3本目:8−1、4本目:6−0)
FC琉球25−1海邦銀行SC
(公式サイトより引用)

九州リーグに所属する社会人サッカーチームをフルボッコにしていますね。これが一番最新のトレーニングマッチの結果ですが、これが行われたのは福岡が鳥栖とのトレーニングマッチをした次の日となっております。

トータルで25点を取った琉球と、1点しか取ることができなかった福岡。対戦相手のカテゴリは違えど、この差は勢いという形で開幕戦にも影響を及ぼすのかもしれませんね。この爆発的な点数を見せられるとちょっと怖気づいてしまいますが、そんなことを言っても、開幕は開幕ですし、勝つしか道はありません。

ここまではFC琉球の試合の結果を見てきましたので、次はアビスパ福岡の側の目線になって開幕戦を見てみましょう。

アビスパ福岡:ペッキア・アビスパ初陣!

まずは僕がまとめた開幕の一週間前に行われたトレーニングマッチの詳細をこちらで確認していただけると、ファビオ・ペッキア監督のサッカーがどんなものか想像できるかもしれません。

ペッキア監督のサッカーは一概に言う事ができませんが、去年よりも選手個人がやるべきことを明確に理解しているということは確かだと思います。それがゆえに、組織的な攻撃や攻撃が局面ごとに見られるなど非常に見ごたえのあるサッカーを展開してくれました。

それに加えて、個人のやるべきことが明確化される中で、木戸選手が去年に比べて裏に抜けてボールを引き出したり、カットインの形でも周りのサポートを使って行きながら2つ以上のゴールへのルートを持ったままフィニッシュに持ち込めたりと彼にして欲しかったプレーが見られるようになるなど既存の戦力の良さを引き出してあげたり、

田邉選手を中盤においてあげることでサイドへのボールの展開ができるスポットを作ってあげ、鈴木選手だけが担当していた役割を分担させることでその負担を軽減させてあげるなど、新規の選手を上手く使いながらチームのスタイルを築き上げているという部分も見せてくれました。

それをすることで必ずしも勝利ができるとは限りませんが、選手たちがとても整備されてプレーがしやすくなっているという印象がありました。前線の破壊力はJ2の中ではトップレベルの一つであるはずなので、それにコンビネーションでの崩しが加わることでさらなる強みを持つことができるのではないかと思います。

これ以上のことについては試合が終わってから、自分の予想に対して結果がどうだったのかというレビューで語ってみたいと思います。


僕はキャンプの内容を全く見ていませんし、今年のアビスパについては鳥栖とのトレーニングマッチでしか情報を入れていません。

始まってみないと分からないところなので、この記事で少しでもサッカーを観るポイントを意識できるようになれば、サッカーの面白さをより感じることができるのではないかと思うので、こういった記事を作ってみました。

僕も沖縄に行って現地で観戦をしてみようと思っていますので、少しでも声援を送ってみようと思います。

それでは開幕を楽しみに待ちましょう!!!!



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