【油彩 F15キャンバス】 神奈川県愛川町にある服部牧場に行ったときのこと。たまたま一頭の牛がトラックに乗せられる瞬間に出くわした。素人目から見ても牛が嫌がっているのがわかったけど、牛はロープで引っ張られ小便を漏らしながら運ばれていった。それがこの絵のモデル「連れていかれる牛」である。 この絵は第23回大和展で市長賞をいただいた。 賞をもらうのは嬉しい。わたしは美大もロクに出てないし、専門的な美術教育を受けたわけでもないので、そういった美術賞には縁がないと思っていただけに素
【油彩 F40キャンバス】 新宿の大久保のドンキホーテにデカい水槽がある。その中には威風堂々と漂うウツボが2匹いた。それがこの絵のモデルでわたしが描いた絵の中で今のところ最も大きいサイズのものだ。誰が店頭の水槽にウツボを置こうと言い出したのかわからないけど、新宿の雰囲気とウツボのグロテスクさというのは妙に合う。新宿に実際に住んだことはないが、ここで生きて行くにはそれなりのタフさと図々しさが必要なのは肌で感じる。新宿はあらゆる層の人間が共存していて、ビルを何棟も所有しているよう