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この注射は…⁈

前回も書きましたが、
入院中はあまり眠れませんでした。

音が気になる。
夜中に、近くのベッドで、大きな呼び出し音。
看護師さんのパタパタ急ぎ足の音。

何があったんだろう。

心の中で
「私がご家族に連絡しましょうか?」
とシミュレーション。

そして、「あんたの出る幕ちゃう、ちゃう」
と自分で自分にツッコミを入れてニヤニヤ。

なんのことはない、その音は張り止め点滴の
バッテリー切れのアラームだったと、
私も後に点滴の仲間入りをして知ることとなります。

眠れないのは、眠くならないからもあります。

お腹の赤ちゃんにとって私ができることは、
ゆったり横になっていることくらい。
だからと言って大きくなるとは限らない、
というようなことも言われました。

食べること以外することもほとんどなく、
体力も使わないので、眠くない。

消灯後にはこっそりスマホ見て気になることを調べていました。
胎児発育不全について、とか
予後とか…

そしてまた眠れなくなる。

声を出す仕事なのに大部屋で声を出せないこともストレス。
入院前は毎日赤ちゃんに話しかけていたのに、
それもあまりできなくて、移動してこっそり話しかけていました。

特別外出許可で仕事をさせてもらった翌早朝、
血圧が上がり、点滴スタート。

さらにその翌日、入院7日目に採血して注射をうつことに。
『赤ちゃんにピンポイントに届き、元気にする注射』
と言われたけれど…
なにしろいろいろ調べてたから私は知っていました。

お腹の赤ちゃんの肺を強くするステロイド注射です。

翌日と二日に分けて。
やっぱあれだ。

その時私が調べていたところによると、
その注射は早産の赤ちゃんの未熟な肺の機能を助け、
生む直前にうつもの。
さらに2週間程度しかきかないと書いてあったはず。
(現在、調べなおすと1週間というものもあったので、
 事実は医師にご確認ください)

え?なんで?もう生むの?
先生は1日でも長くお腹にいた方がいい、
って言ってたよね…

先生にさりげなく聞いたら、
うまくかわされたような印象。

あとから思えば、私の血圧が急に上がり、
妊娠高血圧症候群となり
(↑胎児発育不全にはよくみられるようでした)
おそらく、最悪の場合、私の命が危ない、
いつでも生める状態にしてくれていたのです。

ただ、この注射の副作用なのか、
注射後はもっと眠れなくなりました。

夜中に、心臓が経験したことがないほど大きく、ドッキン!!
動悸がして跳ね上がって起きる、そんな感じでした。

夜の担当看護師さんにお世話になり、
ノートにも、「森田さんと試行錯誤の夜を乗り越える」と書いてありました。

そして「はじめにもう一度励まされる」とも書いてあり
(お腹にいる間“はじめ”と呼んでいました)
やっぱり子どもにお母さんにしてもらったと思います。

最近息子に聞いたら、
「お母さん、前の赤ちゃんがいなくなって、寂しそうだったから来たんだよ」
と言っていました。

私が前に話したことがあってそれを覚えていたからかもしれません。

やっぱりこの子は…かけがえのない存在です。

生まれてきてくれてありがとう。
がんばってくれてありがとう。





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