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俎板の鯉的所感(入院中です①)

時々生々しい話もあります。大丈夫な方だけどうぞ。

思えば、ここまで長かった。
最初に病院に行き始めてから半年かかった。
この病院の初診の時に、手術までどのくらいかかりますか?と、
その時の担当医の先生に聞いてみたら、
痛みとか急ぐことが何もなければ、半年くらいですかね…といわれた。

半年!?

できれば早く物事の白黒をつけたいタイプなので、
半年という長い時間、悶々と過ごすのか…と思うと、
途方もなく長い時間に感じられた。

実は2回ほど痛みで苦しんだけれど、1日休んだら収まってしまった。
これでは「急ぐ」案件にはならないだろう。

入院に至るまでの経緯は、前記事に書いた。

子宮筋腫を切除するための入院。
私の場合は、巨大子宮筋腫と子宮・卵管の全摘。
巨大…って、どのくらい巨大かというと、
サイズは20センチ強、重さは約2.3キロ。
なかなかの大物である。

術後に全身麻酔が切れて、最初に先生に言われたのは、
「すごかったよ、2キロ以上あったよ!」だった。
待たされていた夫は、摘出された実物を見せてもらい、
写真にも撮ったらしいが、私は怖くて見ていない。

夫が胆石で胆のうを摘出した際には、
私も見せてもらったし、取り出した石はお土産にくれた。
見せるのは恒例行事なの?

翌日、執刀した主治医の先生が回診に来て、
2キロ以上あったよ、言ってなかったかもしれないけどって、
無邪気に報告してくれた。
(先生、それ聞きました…そして、その後も1度報告してくださいました…)

今日は入院7日目。
順調に行くと、10日ほどの入院予定なので、あと3日か。

入院して最初に辛かったのは、手術前の入院初日。
4人部屋だったのだけれど、消灯時間は早いし、
室内は暑いし、他の人のいびきはうるさいし…
翌朝シャワーの予約入れてるから寝坊できないし。
眠れない時って、あらゆる音が気になるので、隣の人が寝返りを打つ時の布団の衣擦れの音までが気になる。
そのうちに頭痛がしてきてしまい、たまりかねて夜勤の看護師さんを呼んで助けてもらった。
頭痛薬と眠剤、氷枕を持ってきてくださり、深夜2時ごろにやっと眠れた。
そしてここから数日は、不眠との戦いとなった。

術後は運良く希望が通って個室でお世話になっている。
それでも枕が変わると眠れないタイプなので、
旅行に行った時などにも苦労する…
眠れなければ、相談すればちゃんと対応してくださる。
そこからは出来るだけ、看護師さんに頼ることにした。

術前から術後の話は次の記事で。

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