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消えた夕陽〜修学旅行の悲劇 前編

こんばんナマステ❤️Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

旅行業の信頼を大きく損なう事故、いやだなあもう。

これについて学校の対応が酷いのは言うまでもないけど、それはそれでメディアその他に追及してもらうとして、我々の仲間がどーしてこんな事故を起こしたのか、ということについて書いていこうと思う。

問題点は大きく2つあると思うので、二階…

…先生はうちらの親分だけど😅

2回に分けて書いていくね❣️

この動画とテキスト記事、要点がしっかりと読み取れて結構優秀だなと思う。朝日系だしね。

報道からわかることを抜き出してみる。

先日というからには6月後半から7月頭あたりの2泊3日で青森市内の中学校(教育委員会が出てくるので青森市立と思われる)で「東京」への修学旅行が行われた。

「東京」と書いたのは、東京ディズニーリゾートが行程に含まれているので、実際は東京・千葉だから。

ちなみに修学旅行というのは俗語であり、旅行業界では教育旅行と呼ぶけど、ここでは報道に合わせて修学旅行とする。

記事から想定できるアイテナリィは、

Day 1
新青森駅から新幹線はやぶさで東京へ。

東京駅(上野駅の可能性もある)に到着後、工場見学サンセットクルーズ

東京近郊泊

Day 2
終日、東京ディズニーランドか東京ディズニーシー。

東京近郊泊

Day 3
ものづくり体験後、東京駅または上野駅から新幹線はやぶさに乗り、新青森着。

恐らく、生徒たちの親の世代からすると随分時代が変わったと思うプログラムだろう。

彼らも恐らく「東京」へ行き、東京ディズニーリゾートで遊んだだろうけど、それ以外は恐らく皇居や浅草などはとバス的なコースだっただろうから。

東北新幹線の八戸ー新青森間は2010年に開業しているので、彼らは特急白鳥か貸切バスで八戸まで向かったはずで、その分だけ「東京」での滞在時間も短かっただろうし。

観光のかたちが名所旧跡巡りから体験型に変わりつつあるというのはずっと言われていたことだけど、それが修学旅行にも反映されることになった。

親はその変容を見て感動したんじゃないかな。

しかしそれが脆くも崩れ去ることになる。

上記、太字で書いたコンテンツは「一部」生徒の予約ができておらず、溢れた生徒はなんらかの代替プログラムとなり「別の場所やコースに長時間の移動などをして行く」ものだったとのこと。

それが帰りの新幹線にも影響を与えて、1時間あとの列車に乗ることになった。(盛岡以北は1時間に1本なので)

今日問題にしたいのは、何故手配ミスが起きたかなんだよね。

この行程で必要な手配は何か。旅行会社で予約手配をするときは、必要なものをすべてリストアップすることから始まる。

それらにかかる費用がそのまま仕入れ価格にもなるしね。

こんな感じかなぁ。

・団体での食事 ※
・往復新幹線指定席🚄
・東京近郊の貸切バス 3日間
・東京近郊の宿泊施設 2泊
工場見学
サンセットクルーズ
・東京ディズニーランド or 東京ディズニーシーのパスポート
ものづくり体験

所謂、アゴ・アシ・マクラ、そしてコンテンツの順に書いてみた。

まずアゴ。つまり食事に関しては朝食2回、昼食3回、夕食2回になるけれど、このうち朝食と夕食は宿泊施設の可能性が高い。

サンセットクルーズは十中八九、東京ヴァンテアン(東海汽船の子会社、つまり藤田観光グループ)による竹芝桟橋発着のヴァンテアンクルーズかシーライン東京(はとバスの子会社)による日の出桟橋発着のシンフォニーなので、これに食事をつけることもできるけど何ともいえない。

昼食は初日東京着の直後、それに最終日ものづくり体験後に団体昼食をしたと思われるけど、中日はディズニーの園内で各自じゃないかなぁ。

アシ、つまり交通手段については書いた通り。

青森市内でも新青森駅から遠く離れる場合は貸切バスで移動している可能性もあるのと、経費削減を意図して中日については宿泊先から舞浜への往復を電車移動にしている可能性もある。

いま貸切バス高いからさ。

マクラ、宿泊についてはこれ以上書くことない。

そしてコンテンツということになるんだけど、ここで重要なのは2つ。

まずアゴ・アシ・マクラ、ディズニーには手配ミスが起きておらず、旅行そのものが成立してるということ。

もうひとつは太字で書いたコンテンツについてはまったく予約ができてないわけではなくあくまで「一部」生徒が溢れているのね。

ここからどういうことが考えられるか。

それはアゴ・アシ・マクラを手配したスタッフとコンテンツを手配したスタッフが異なるということ。

かつ、両スタッフ間の連携がまったく密ではないということ。

これらの予約手配時における必要人数は生徒➕引率教員➕添乗員。

修学旅行の添乗員は基本的に担当営業マン。

全部同じ人が手配していたとしたら、一部のコンテンツだけ人数を間違えることはそうそうない。

そもそも同じ人数で発注しているし、手配の確認もするはずだから。

例えば船会社側の受注ミスでサンセットクルーズだけ予約が取れていないというのはありうるけど、工場見学やものづくり体験までいっぺんに人数をミスっているのだから、これらは手配側の同じ人による瑕疵。

同じ旅行会社のスタッフではなく、ミスをしたコンテンツは一括して他社のオペレーターが手配していた可能性がある。

うちらも旅行会社と仕事をするときにさ、往復の航空券や日本国内の移動は旅行会社が手配して、インド国内のことはうちらがやるということがあるわけ。

自前で予約できるものは自前でやった方が手数料取られないしさ。

旅行会社の社内で手配担当者を分けていたか、一部手配をオペレーターに任せてたか、によって起きたことだろう。

旅行会社は今回の手配におけるやり取りの文面やコンファメーションなどの手配文書を、個人情報保護の範囲内で公開すべきだよ。

そーすれば、一体何が原因でこんな事故が起きたのか一発でわかる。

うちらからするとはっきり言ってこれ他人事じゃないの。

旅行屋なら誰でもやらかす可能性があるもので、だからこそケーススタディとしてきちんと学びたい。

ミスをした人は例えば96名と69名を倒錯していたとか、イチとシチを聞き間違えた、未だに手書きをしていたのだとすれば7と9を読み間違えたといったことが考えられるので、どーしてそーなったのかを知りたい。

闇に隠そうとすればするほど、闇は拡がっていくものだということを今回手配した旅行会社は認識すべき。

保護者への説明会に旅行会社が参加した形跡がないというのはちょっと酷過ぎるよね、プンプン😡

明日はこの旅行会社の対応におけるもうひとつの問題を書く予定だよ。

それじゃあバイバイナマステ❤️暑寒煮切でしたっ✨




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