D.G.H.~国内ゲストハウスを周遊する人達
こんばんナマステ💚Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
日曜から火曜まで札幌に行ってたのは、
以前書いたように札幌出張の旅にお世話になっていたゲストハウスが、先月を持って閉業することになり最後に泊まりに行ったという次第で、
ラストということで、そこそこゲストが集まってきていた。
なかには宿泊予定ではなかったものの、2月26日の雪で新千歳空港からの航空便が欠航になり、急遽泊まりに来た方もいた。
そこで印象に残ったのは、上記の人も含めてみんな以前からの知り合いのような雰囲気で、
話を聞いてみると日本国内のゲストハウスを周遊している人達で一種のコミュニティができているらしい。
だからどこそこの宿がよかった、とかひたすらそんな話をしている。
考えてみたら毎年ここに出張で来ていた時は、繁忙期でもないらしく毎年そんなにここで他のゲストに出会わなかったから、こんなに人がいるところに初めて遭遇した次第。
自分もバックパッカー上がりだし(というか卒業したとは思ってない)、こんなとこバックパッカー的な人ばかりなのかと思うと、なんかそーじゃないんだよね。
大企業で働いていたりする、結構いい歳なんだろうなという人達で、いい日本酒やワインを持ってきてるし、タクシーで移動したりしてるみたい。
札幌にもLCCではなくJALやANAで来ているようで、要するにお金はあるようだ。
「年度末でしばらく忙しいから次どこか行くのはGW明けかな」なんて話をしていて、ごく普通のビジネスパーソンという感じ。
土日に1〜2日の休みをくっつけて、ゲストハウスを目的に移動しているというとこかな。
日本中色んなゲストハウスに行っては、顔見知りが増えていくようで、なかにはそういうなかで結婚してる人も少なくない。
以前ここで一緒だった女の子に再会したけど、やっぱりそういうコミュニティで出会ったカレシがいるけど、そこはやはり旅人同士なので遠恋なんだそうな。
ドメスティックゲストハウスホッパーとでも呼ぶべき人達がいて、そのコミュニティがあるんだなぁと。
歴史を辿れば、日本のユースホステルは欧米と違い、そこで友達ができることが珍しくないというのは聞いたことがあるし、沖縄の離島の民宿なんかでもそう。
彼らは盛んに「ゆんたく」という言葉を使うけど、これは琉球語でおしゃべりとかそーゆー意味で、それこそ沖縄の離島の民宿で流行った言葉。
それが日本中のゲストハウスに敷衍してるってことになる。
海外の日本人宿の沈没コミュニティとは似て非なる気がする。
ここに流れているのはあのオーラじゃない。
よくツーリズムには観光とビジネスとVFR(友人や親族を訪問する)があるっていうけど、
観光でもVFRでもない何かがあって、それがツーリズムを大きく促進している。
興味深いけど、そこに深く入ろうとあんまり思わなかったのは、海外の日本人宿じゃないとこでたまたま一緒になった日本人とその場限りの出逢いを楽しむ、というのが自分の旅のスタイルだったからかな。
日本人宿は基本的に避けてた。
日本人に会うことは嫌いじゃないけど、あくまでサラッとしたものでありたかったんだよね。
2010年代の前半かな。
ゲストハウスの研究発表会みたいなのを見学したことがある。
その当時、日本に急増していたゲストハウスを研究している大学院生が何人もいて、結構アカデミックな関心が持たれてる分野だったんだよね。
だけど、そこの研究発表は長期滞在(在住)者や、インバウンド関連とかで、国内ゲストハウスを巡る人達に関する考察はなかったように記憶している。
というか、2010年代後半になって発展した文化なんじゃないかという気もしている。
日本のゲストハウスにはバックパッカー色が強いわけでもないコミュニティが存在しているということをひとまず認識しておきたい。
それじゃあバイバイナマステ💚暑寒煮切でしたっ✨
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