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これからも打ちのめされる旅行業界での生き方

こんばんナマステ🧡Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

もう20年以上経つと911を知らない世代も出てくる。

旅行業界の大卒5年以内とかならもうリアルタイムでは知らないよね。

例えば1996年生まれで、2019年4月に新卒で旅行会社に入ってやっと仕事に慣れてきた翌年3月にはコロナ禍で仕事がなくなってしまった人、

とかだと911はなんとなく飛行機の映像は見て知ってるかな、って感じでしょ。

Y世代がこの1996年生まれまで、1997年生まれからがZ世代と言われているから、Z世代はリアルタイムでほぼ知らないと思っていい。

そんな先ほどの最後のY世代で忙しかった新卒を知っている最後でもあるペルソナに対して説明するなら、コロナ禍の前に旅行業界の仕事がなくなっちゃった時だよ、と。

SARSとか局地的には色々あったし、日本ではもちろん東日本大震災があった。

ただそれで旅行業界の仕事が完全にゼロになったのかというと、コロナ禍とは全然違う。

よく平和産業っていうんだけど、世の中が平和でないとみんな旅行をしてくれない。

旅行には観光、業務渡航・出張、VFR(友人や親族への訪問)の3つがあり、観光だけを言ってるわけじゃないのでご注意を。

自分は旅行に携わることを天職だと思ってるし、この道で絶対に誰にも負けたくないと思ってるけど、

反面これだけを生業にすることは危険だということもわかっていて、それは911の原体験があるから。

自分はその時旅行業界にはいなかったけど、いつかまたこういうことはやってきて、そして一時的ではあっても吹き飛んでしまう、ということは体感的にわかってるから旅行だけを仕事にしないようにしてきた。

今の仕事の前にいた旅行会社を辞めたのは副業禁止規定があるから。

最初のうちは税金でバレたとしても、入社前だと言って誤魔化せるけど、そうもいかないでしょ。

お金だけの問題ではなく、仕事量や責任が重くなればなるほどそれ以外のことはしづらくなってくる。

その点今はインド関係の旅行だけではなく貿易などとしてるし、コロナ禍さえなければ新しい事業展開もあった。

それとは別に個人で他のこともしてるけど、別に禁止も何もされてないどころかボスにも全然「明日は他の仕事あるから」とか言っちゃってるしね。

クルーズ船のあれこれとか出てくると週6の12時間労働とかになったりすることもあるのだけど、基本は週3〜4で残業もないくらいだったから。

だから、コロナ禍に突入してもダメージは少なかった。

ある程度これまでのツテを中心に食い繋いでいるうちに、ワクチン接種やオリンピック、PCR検査というものが旅行業界に当てがわれるようになり、

今はワクチンやPCRが終わらないのに、旅行の問い合わせも増えて、それ以外の仕事もしてるからかえって忙しいくらい。

Uber Eatsなどに頼らなくても何とかここまでやってこれているし、この先の働き方を見据えて準備も開始しつつある。

旅行業界でも大手はワクチンなどに人を回したりしてなんとか雇用を保ってるけど、中小は他業種に出向させたり副業をやらせたり、あるいは解雇したりしてるでしょ。

それを自分はセルフでやってる、というかずーっとやってたということになる。

旅行を仕事にしていく、というのは決して100%にはできない、っていうのが自分の持論。

旅行業界って旅行業界しか知らない人があまりにも多いし、週5.5日労働とかも当たり前になってしまってる。

自分もそうだったけど、副業禁止の会社も多いと思う。

そんな環境にいたらこれからも時々は起きる誰も旅行に行かなくなるタイミングに身動き取れなくなっちゃうよね。

旅行は最高に面白い仕事だけど、一途な人には向いてないよってこと。

コロナ禍が完全に終わって、旅行業界が揺り戻しのように忙しくなっても自分はすべてをそこに投入しない。

その取捨選択をするとき、切り捨てられる対象はもちろん5日間でデリーとアーグラーとジャイプールに行きたいって言ってくる人ってことになる。

それじゃあバイバイナマステ🧡暑寒煮切でしたっ✨

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