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瀬戸大橋経由でトクシマすか❓

こんばんナマステ💙Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

徳島シリーズ第3弾。

今回の徳島県知事選は四国新幹線の実現に向けては大きな前進となった。

㊻を見てほしいんだけど、新知事は四国新幹線の現在のルート構想に大きく賛同している。

しかし、これまでは決してそうじゃなかった。

現在の四国新幹線は岡山から瀬戸大橋を渡り、そこから徳島、高知、松山へ散っていくというもの。

だけど、それでは東名阪から徳島という観点で考えるとだいぶ遠回りになってしまう。

そこで、徳島県としては他の3県の間ではコンセンサスが取れているこの構想に対して消極的だった。

しかし、新知事はそれを是としていて一気に実現の可能性が高まったといえる。

このルートが一番現実的である理由は瀬戸大橋が元々新幹線が通れるように設計されていることに尽きる。逆に言えばそのような設計にしなければ、もっと建設費が抑えられたともいえ、サンクコストが嵩んでいる。

もうひとつ、淡路島と鳴門を結ぶ大鳴門橋も新幹線が通れるように設計されているけれど、こちらは単線での設計になってしまっている。

また、淡路島と神戸を結ぶ明石海峡大橋はそのような設計になっていない。これは本来の四国新幹線が和歌山経由で紀淡海峡を渡る計画だからということもあるけれど、結局国土計画において統一されたヴィジョンがないからに尽きる。

そして今治と尾道を結ぶしまなみ海道はまったく鉄道の走行を考慮していない。

岡山から瀬戸大橋を渡り切った宇多津には新幹線の駅が置けるよう広大なスペースが確保されていることも、瀬戸大橋ルートが現実味を帯びている理由。

本来全国新幹線鉄道整備法では大阪ー大分間の四国新幹線と岡山ー高知間の四国横断新幹線となっていて、今四国新幹線といわれている構想は四国横断新幹線プラス四国新幹線の徳島ー松山間のフュージョンということになる。

このルートが完成すると、新大阪から岡山経由で高松まで75分、高知まで91分、徳島まで95分、松山まで98分と予想されていて、大阪からみて高知の方が徳島より早く着くというパラドックスが起きている。

これに対して淡路島ルートでは新大阪から淡路島まで40分、高松まで61分、松山まで98分となっていて、松山までは瀬戸大橋経由と変わらない。公表されていないけれど、高知も恐らくは同じ91分だろう。

松山、高知は所要時間が変わらないのだから、早く、安く、簡単に建設できるルートを推すに決まっている。

また高松も14分差なので瀬戸大橋ルートのコスパを支持するのも無理はない。

ただ、徳島では倍以上の差が出てきてしまう。そこをどう考えるか。

現在、大阪梅田から徳島までの高速バスは約2.5時間なので、瀬戸大橋経由の新幹線が新大阪発着であることを思うと絶対的な差が生まれない。

そのため今の新宿ー松本間のように道路が空いている日は鉄道に空席が目立つ、またはジャパンレールパス利用の外国人だらけという状況に陥る可能性が高い。

ただ、四国新幹線ができる時にはリニアが新大阪まで開業していると考えると、品川ー新大阪67分、乗り換え10分として品川ー徳島間は2時間52分になり、航空機に対して競争力を持つ。

大阪や神戸からで考えるとビミョーな感じはあるけれど、リニアさえ全通していれば全国的な鉄道ネットワークに充分資するし、本州から淡路島に新しい橋かトンネルを造るよりもパフォーマンスに優れている、というのが国会議員として東京から俯瞰的に徳島を見てきた新知事の考えなのだろう。

自分もこの考えには同意する。

ただし、それはあくまで淡路島ルートを通常の新幹線規格として整備するならの話。

新大阪からリニアを引っ張ってくるならまた別。

ざっくりだけど、品川から徳島まで1.5時間、松山と高知まで2時間、大分まで2.5時間と考えると、めちゃくちゃパフォーマンスがいい。大分から新幹線が整備されていない宮崎までもリニアを敷けば3時間程度ということになる。

四国、九州東部、山陰はリニアの延長で整備した方がいいでしょ。北陸新幹線は敦賀から先の延長をやめにして、山陰リニアの分岐で対応してもいい。

東海道新幹線より山陽新幹線、山陽新幹線より東北・上越新幹線、そしてリニアと後発の規格の方が優れているのは当然なんだから、整備が遅れている区間では最良の規格を以って遇するべきだと思う。

というか今の四国にリニアを通そうという声を全然聞かないのが不思議で仕方ない。

一度四国の人に真正面からぶつけてみたい質問なんだけれど。

それじゃあバイバイナマステ💙暑寒煮切でしたっ✨



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