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メディアミックスがクリストファーアレグザンダー理論の1実例なのではないのか at 2021-06-21 21:30

最近、大塚英志の著作を読むことがありましていろいろ読んでいると、出版社の歴史だったり80年代以降のアニメにかかわる部分をとくに知ると共に驚きがたくさんあります。

そのなかでも、彼は自身の経歴からもメディアミックス論について述べていることがおおく、涼宮ハルヒ、ガンダム、スターウォーズなんかは言及されています。その中でも、ガンダムは1つ突出したメディアミックスの例だとおもいます。世界観とサーガ物というストーリーテリングの生成性における重要な構造を有しており、そこに稀代の監督である富野由悠季が加わり、プラモデル文化もあいまみえて、メディアミックス、公式二次創作とでもいうようなスピンアウト作品群、それらが40年以上継続しているのはすごいことだとおもいます。

ガンダムがすごいというのもあるのですが、この「1つの世界観やサーガ物」という構造でありながらそこに世相を反映した濃厚な共感がそこにあることで、どんどんと他の物語が生成されていく、そしてついには読み手や聞き手たちが自分達の手であたらしい物語をつくっていくという構図はまさに、クリストファーアレグザンダーが目指していたところと非常に近しいのではないのかとおもうにいたりました。

こういったところの気付きの概観をすこしお話しようとおもっています。

日時 2021-06-21 21:30
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