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『航海の術を』〜敬慕する師のもとで〜

息子が敬い慕うかよさん。かよさんが再び宛ててくださったお便りには、ご自身が大切にされているメッセージ(津田梅子-日本における女子教育の先駆者-が大学の卒業式で卒業生に向けた言葉)が添えられていました。

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学校を卒業することは、風や波の試練に立ち向かう旅へ出発する船の進水にたとえることができます。

この学校に限らず他のどの学校においても、学校だけでみなさんの行く手にあるものに対処できる力を完全に付けてあげることはできません。

一人ひとりの人生の行路には一人で立ち向かわなければならない、それぞれの困難と問題があります。

わたしたちはあらゆる面においてみなさんを助ける努力をしてきました。しかし将来は皆さんの手中にあり、みなさんは実際の体験における試練と教訓を待たねばなりません。

わたしたちが願うみなさんの無事で幸せな航路には灯台の明かりと危険を知らせる信号があり、それらは行く手に横たわる危険なサンゴ礁や狭い海路にあっても、きっとみなさんを安全に導くことでしょう。灯台や信号が指し示す進路に眼をつぶることなく、忠実にその意義を受け入れてください。

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今、インフィニティの1期生7人は、学院という船に乗って、航海の方法を学んでいます。
もしかすると、これまでの日本は、オールの漕ぎ方を1から丁寧に教えることが普通であったかもしれません。
しかしインフィニティは、生徒自身で自分なりの漕ぎ方を見つけさせています。漕ぎ方を習得するまでに時間がかかるかもしれない。ぎこちない漕ぎ方かもしれない。
それでも自ら学んだ航海術は、決して忘れることなく、むしろ生涯にわたって、自分自身の力で技術を高めていくことができます。

先が見えない時代だからこそ、「漕ぎ方」そのものではなく、今の状況にあった漕ぎ方を自分自身で見つける力を身につけさせてあげたいと考えています。

その上で、私個人は、生徒にとっての灯台であり続けたいと思います。
生徒が迷ったとき、海上で寂しくなったときに、陸に見える灯りを見て、安心したり、自らの進路を再確認できるように。

次男くんの本当の出航は、インフィニティを離れたときです。そのときに次男くんが強く漕ぎ出せるように、航海中の困難も自分の力で乗り越えられるように、これからも航海の練習を続けていきます。

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まだ若くとても可愛らしいかよさんからこんなにも心強く頼もしいメッセージを頂けて、とても嬉しかったです☺️

入学当初より、インターナショナルスクールという表現に違和感を覚えていた私は、かよさんのこのメッセージにより〝インフィニティ国際学院は学び方そのものを変えようとしている学校〟であるという事を確信でき胸がスッとしました。

子どもを育てる
    育てあげる

🌱緑を育てる様に!とはいかないものです💦 (緑を育てるのもなかなか難しい訳で 汗)親の力だけでは到底です😅
それだけに、かよさんの様に子ども達から慕われ理想とされる師と巡り合えた事はとてもhappyな事( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎

やはり一年前に手にした切符は
『幸運の切符』と改めて感じています。

次男君
本当の出航の時まで
航海の術を!
大海原で生き抜く力を!
誰からも敬慕される師のもとで
母はそう願います。


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