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夜泳ぐ

夜空を覆う雨の幕なら指を傘に引き留めたのに

1日遅れた「しばらく待って」が宙を泳いで消えていく

もう会えない人のハンガーにさみしさをかけてから眠る

月の素肌に触れたいてのひらは母星を抱いたまま凍る

青いカーテンが燃えるまでこの水溜まりに沈めてくれませんか

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