ツバメと私の子育て

今朝、つがいで飛んでいるツバメを見た。

ツバメほど人間と親和性が高く、愛されている鳥がいるだろうか?
お隣の大きな家の安全そうな軒下にも毎年やってきては子育てをしている。
もちろん糞なんかもするのだけど、地面に段ボールなどを置いて見守っている家がたくさんある。

6月で長男が7歳になる。
第1子である長男が生まれててすぐの頃、子育てが大変で手伝いに来てくれた母と2人でげっそりしていた。
普通に子どもを育てるのがこんなに大変だったとは知らなくて、睡眠不足が続いたりして、産後うつになってしまい産後1年くらいは精神科のお世話になりながらの育児だった。
その頃住んでいた場所は車1台がぎりぎり通れる細い道を曲がった所に住んでいた。道の両サイドには間口の狭い家がずーと並んでいて、ツバメの巣がある家が何軒もあった。
その頃、母とその道を通った時に「ツバメは凄いな、こんなに何匹も子育てして」と笑った。
私も母も息子1人を育てるのに大変な時期だったので、今まであまり気にもとめなかったツバメが本当に凄いな、と愛おしく思った。
しばらくはツバメが子育てをしている姿を見て励まされたものだった。

長男の誕生日が近づく頃にツバメを見ると、大変だった時期を懐かしく思い出す。
大きな口を開けて待つヒナたちにせっせと食べ物を運ぶツバメを見て今年も励まされることだろう。

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