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「育児」だけを「シェア」するのはお勧めしない理由

15秒で分かる今日のポイント
●家事育児シェア(完全ツーオペ)を勧めているが、「育児だけ」をシェアすることはお勧めしない
●その理由は大きく2つ:①子供は巣立つ②子供に過度なプレッシャーを掛けている可能性がある
●家事と育児の間に大きな重要性の違いはなく、どちらも丁寧且つ軽やかに夫婦で取り組んでいくのがベスト

私は、夫婦の絆作りには、夫婦で共に取り組む何かが必要だ、とお伝えしています。

基本的に、その、「共に取り組む何か」を家事育児にしたら?と「家事育児シェア」をオススメしてます。

で、時々遭遇するのが…家事はシェアしていませんが、育児だけはシェアしています、という夫婦。

内容を聞いてみると、
・週末は必ず夫婦で子供と一緒に過ごす
・子供の習い事の送り迎えは交代でしている
・子供の勉強は一緒に見ている
・子供のしつけや教育方針については話し合ってきっちり決めている
などなど。

それ自体はいいんですが、育児「だけ」をシェアすることはお勧めしません。

理由①子供はいつか巣立つ
子供はいつまでも一緒にはいません。子供が巣立った後に、「子供」という「共に取り組む何か」を失ってしまうと、夫婦の関係性が弱まる可能性があります。

その点、家事もシェアしていれば、それはずっと続いていくものなので。家事が完全に妻の仕事だと、子供が巣立った後、それこそ妻は家政婦のようになってしまうような気がします…

理由②子供に過度なプレッシャーを掛けている可能性がある
家事も育児も日常的に生じているものなのに、家事に関しては関与してこない父親が子育てにだけは積極的に関わってくるって…それだけ熱心さを感じます。

これは単なる憶測ですが、子供に過大な期待や希望を押し付けていないでしょうか。別にそうでなければいいんですが…

子供には人格があり、意思がありますよね。こう育てたい!こうなって欲しい!が強いと、(持論ですが)子供にとって時に、毒になると思います。

私は家事と育児の間に大きな重要性の違いはないと思っています。子供の方が家のことより大事だろ!!という反論があるのは承知していますが、日々の生活すら丁寧に、大事に出来ない人に、子供を大事には出来ないのではないかと。

それに子供のことも家事を行うのと同様に、軽やかに、ある意味気軽に、夫婦で楽しんで、やっていくのでいいんじゃないかと。

その方が子供ものびのび自由に生きれるような気がします。

あくまで子供は「授かりもの」であり、「預かりもの」ですから!


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