【創作活動】昔作ったネタを整理するのが楽しい 後編
・前回書いたこと
むかし自分が作ったネタを整理するのは楽しいですよというこの記事。
前々回はその理由と基本ルールについて。
前回はキャラクターデータについてだけで埋まってしまいました。
前回の記事はこちら
今回は最後まで説明して締めようと思います。
・用語の整理
架空の国名とか、必殺技名とか、必死に考えたことがあるひともいるかと思います。
なんかふと降ってきた謎の言葉をノートの端にメモしたこととか。
結局使われなかった小説のタイトルとか。
そういった人名以外の固有名詞は『用語』としてまとめます。
カードやA4用紙に単語とその意味、どういう状況で使うのかを書きます。(記憶や記録に残ってれば)
実際にわたしがカードに書いた用語はこんな感じです。
「こだわりの珈琲とリチウム電池」
「双曲線バランス」
「アルティメットレストラン」
「有情(仏教用語。生命、感覚を有するもの、人間、動物)」
正直今見かえすと「なにこれ」と困惑するものがけっこう出てきます。
完全オリジナルなのか元ネタが存在するのか、もはや本人にもわからないものも。
でもこれも自分の頭から出てきたものや心に触れたもの。
案外こういった言葉が新しいアイディアを呼ぶかもしれません。
・シナリオの整理
1本の筋のとおった物語をまとめています。
A4用紙に、世界観・登場キャラ・あらすじ・序(はじまり)・破(展開)・急(クライマックスと結末)を記入します。
昔書いたものにはあらすじも序破急の分類も無いです。
でもストーリー制作の訓練になりそうなので、ここらへん考えながら書いてます。
・シナリオフックの整理
こんな話作りたい、という断片的なアイディアをシナリオフックと呼んでいます。
シナリオフックから発想を膨らませてシナリオに発展させていくのです。
テーマのみのざっくりとした内容はカードに。
例:「妖精の海賊vs幽霊海軍 老いず人の世界に居場所の無いもの同士」
もうすこしイメージがはっきりしていたらA4用紙に、シナリオ同様世界観やキャラの説明も入れます。
こちらはA4用紙に書いたシナリオフックの例です。
× × ×
・世界観
コメディーファンタジー
西洋のおとぎ話風
クーデターによって王制から共和制に最近変わった
・登場キャラ
気の強い元貴族の少女
美形で心優しいがややMっぽい元平民の少年
・状況
貴族が生まれたとき、魔女たちが祝福の魔法を贈る伝統があった
貴族の少女と間違って平民の少年に魔女たちが祝福を与えてしまう
クーデターが起き、共和制に移行。
元平民も元貴族も同じ学校に通う。
・内容
元貴族の少女と元平民の少年が同じ学校に通っている。
美しく優しい少年はもてまくる。
少女は自分の代わりに祝福された少年を恨んでいる。
でも少年は少女が好き。つれなくされてさらに燃え上がる。
軍閥出身の同級生が、少年を民衆の心をつかむための将軍に担ごうとする。
× × ×
これは始まりの部分しかないアイディアです。
こういう話を考えてたんだーと思い出にしておくもよし。
気が向いたら続きを作るのもよし。
・エピソードの整理
なんかひらめいたかっこいいシーンやセリフをここでまとめてます。
世界観、キャラクター、状況と、シーンやセリフを書きます。
・最後に:見直すことを考えて書く
まだ始めたばかりなので、この整理の仕方でいいのかどうかはまだわかりません。
とりあえず、あとあと読み直してちゃんと書いてる内容が理解できるようにする。
そのために多少面倒でも世界観などの前提条件をちゃんと書いておくのが大事かなと思ってます。
ネタは、カードはカードホルダーに、A4用紙はファイルに保管します。
キャラとか用語とか分類ごとに分けた後は、50音順に並べ直さずに同じノートに書いてあった事柄は一カ所に固めておいた方がむしろ見やすそうです。
このやりかたで進めてみて、もっといいやり方があったら記事更新します。
では!
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