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ドラマ「君があまりに大きくて」の思い出

「#好きな番組」
このハッシュタグを見て、10年以上前に見たドラマがありありと思い出された。

当時の私は大学生。一人暮らしの寂しさを紛らわすために何気なくつけたテレビ、その画面の中でお人形のように可愛い女性が踊っていた。

たしかヒロインの古城恵子を演じていたのはは女木常子だったかな?気になって調べてみたけど出てこない。
まああんな終わり方じゃタブーにされてもしょうがないか。

とにかく、私と「君でか」の出会いはいきなりだった。
私が最初に見たのは第四話だったから、一話から三話は録画していた友達の家で見せてもらった。

「君でか」のストーリーはありがちな恋愛系。
身長差に悩む二人は見ていてキュンとした。

私の推しは風谷今鹿。
彼女が死ぬ第822話が放映された夜は眠れなかった。
まさか王蟲に殺されるなんて…
彼女の死は二人にとって消えない傷になった。

第1745話『君があまりに大きくて』
一番の名作と言われている回。
真の最終回とも呼ばれていた。

身長80mの主人公と釣り合うため、古城はビッグライトを開発し、巨大化する。でも、急激な巨大化に肉体が耐えきれずに自壊し始めてしまう。最終的に元の大きさまで戻り、涙を流す古城を抱きかかえて主人公は言う。
「僕にとって君は、誰よりも大きかった。僕の心は常に君でいっぱいだったんだ。君があまりに大きくて、僕は君に踏み出せなかった。」
「でも、それももう終わりにしよう。こうして手の中に君を乗せるだけで、僕は生まれてよかったと思える。」

1000話以上かけてようやく結ばれた二人。
この直後に主人公はその危険性を恐れた異生物に誘拐され、ドラマは第80シーズンへ突入。
そしてあの最終回につながるのだ。


最終回。
異生物に連れ去られていた主人公が2ヶ月ぶりに迷惑系ユーチューバー政権下の次元に戻り、ついに古城と再開するのかと思ったら唐突にモーニングルーティンを始めて、カニカマの唐揚げとガーリックパンダ特製ミルクによって無限に同じことを繰り返す…

最終回の評判は最悪だった。
予算不足による打ち切りだって噂もあったけど、多分女木常子が薬物所持で逮捕されたから出演できなかったのが原因だと思う。
詳しい最終回の説明はこちら!


やっぱり今思い出しても酷い話だ。。
制作陣もクスリをやってたとしか思えない。

色々悪口を言ったけど、私はこの作品が大好きだ。
最終回以外の2098話は全てが名作といえる出来になっている。利権関係でどこのサブスクでも見ることは出来ないみたいだけど、裏TSUTAYAなら取り扱っているかもしれない。
私もこの記事を書き終わったら借りに行こうっと♥




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