綱渡り状態の生活が崩れるとき

前回、12月半ば過ぎに、
「80代両親の二人暮らしを見て、思うこと」というテーマで
noteに投稿した。

かろうじて両親は、今のところ二人暮らしができているが、
いつまで続けられるか、綱渡り状態、と書いた。

実は・・・、
あれから10日も経たないうち、
その綱渡り状態があえなく、崩れ去った。

それは、意外に突然だった。
(自分が、両親の状態を、
楽観的に考えすぎていたのかもしれない、
今思うと・・・)

父が、1ヶ月に1度の定期健診で、血糖値が高くなり過ぎたため
入院治療が必要、と診断されてしまった。

高齢になってから、糖尿病ではあったのだが、
飲み薬で血糖値を何とかコントロールできていた。

・・・しかし、
今回は、「血糖値がなかなか下がらない。
これはもう、入院して血糖値を下げなければならない」と、言われた。
紹介状をもらい、その足で慌ただしく、大きな病院に入院することに
なったのだった。

 ところが、である。
紹介してもらった大病院に向かうと、
コロナ感染拡大防止のため、県外在住者と接触している患者は
接触後10日以上を経ないと、入院できないとのこと。
しかも、
年末年始になると、病院の体制が手薄になるようで、
入院時期は、できればお正月休みが明けてからにしてほしい
とのこと。

そう言われてしまったら、
如何ともし難いので、従うしかない。

しかし、血糖値があまりにも高く、
入院するまでほっとくわけにもいかないので、
インスリン注射を、家族がするよう指示された。

「インスリン注射?」
まさか、自分がそんな医療行為みたいなことを
することになろうとは、予想だにしていなかった。
「怖わっっ・・・」と思った。
看護師さんが、丁寧に指導してくれたが、
ど~なることやら、と、暗澹たる気持ちになった。

ここから、約半月近く、
自宅で父の療養生活につき合うことになった。
そして、
色んなことが起きた。

これから、少しずつ、
投稿していきたいと思う。

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