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欠点の扱い方

先日関西に旅行して、かつて旅で会った友達に会った。旅先で数日一緒に過ごしただけだし、何年も会っていなかったのだけど、またいつか会いたいと思う人たちだったのだ。思ったことはたくさんあるんだけれど、「強がらない人は素敵だ」とひしひしと感じたので、いったん備忘のために書いておく。

元同僚もそうらしいし、私も痛感しているのが、「弱みを隠す人」のめんどくささ。自分もそうで恥ずかしいしめんどくさくて嫌になったりもするんだけど。今回関西で会った大人の女性たちは、えらく知識と経験が豊富で魅力的な人たちだった。さらにそういう知見を惜しげもなく共有してくれた。いいもの見たな~、新幹線乗ってきてよかったわ、お手本できたわ、なんてお返しをしていいのやら、無理だから出世払いにさせてもらお、というくらいに圧倒的だったのだけれど、決してそんなところをひけらかしたりしない。謙虚。自分に足りていないことすら、ひけらかすし、取り繕う人もいるのに。人って弱いところや、不得意なところが絶対にあると思うんだけど、それを見ない・見せようとしないと「強がり」になって、意識的に自覚すると「謙虚」になるんだな、と思った。なんで「強がるのか」を考えると、人と比べるから、そこで優越感を得なきゃならないから、でマウンティングの思想があるからだ。めんどくさい。同じ事実でもとらえ方で、おそろしく差がつくな、これは。あああ、これ心に刻ませてもらいましょ、勉強させていただきました、ありがとうございました、なとても良い旅だった。

※写真は暮れなずむ鴨川(川床実施中)

#エッセイ #随筆 #強がり

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