USPを使ってファンを作る!

だんだんと通常生活に戻りつつあり、他が忙しくなってきたので体に鞭を売ってキーボードを叩いています(>_<)

今日はUSP(Unique Selling Proposition)について考えてみたいと思います。

USPとは、「他に負けない自社の強み」とでもいいましょうか、「我が社の商品またはサービスを買えば、こういう利益を手にできますよ!」と他社に真似できない特有の(ユニークな)、そしてインパクトのある提案のことを指すらしいです。

どうも成功している会社の分析をしたところ、そのほとんどの会社がUSPに基づいてマーケティングを行っていたということだったそうなのです。(昔々のお話です)

顧客のニーズと自分が得意とするところが重なり合うところに、競合の提供する商品・サービスが介入できないとき、完全な勝ち戦ということになるわけです。

有名なところで例をあげると、アメリカのある少年がイタリア人の家族が経営するピザ屋で宅配のアルバイトをしていました。

そのイタリア人店主のピザに対するこだわりが強く、調理に時間がかかってしまうため、配達したときに明らかにお客さんがイライラしていることが多く、これをどうにかできないものかと店主に相談してみました。

すると店主は、「うまいもん提供してんだから、待たせとけ」と聞く耳をも持たず。結局アルバイトの少年は、申し訳なさそうに配達を続けたそうなのです。

でもこの少年は、味を求めているお客さんよりもスピードのほうを求めているお客さんのほうが多いのではないかと感じ、味はほどほどだけれども、注文を受けてから30分以内に届けられなかったらピザ1枚無料という広告を打って、そのイタリアンピザ屋の近くにスピードを売りにしたピザ屋をオープンしたのです。

味を重視していたお客さんはイタリア店主の店に残り、「なんでもいい、早く食いたい!」というお客さんはこのピザ屋に流れたという、ドミノピザの成功話です。

実際には似たようなサービスをしていたスピードピザ屋は他にもあったけど、大々的に打ち出したのがドミノだったということでドミノの戦略勝ちとなったらしい。

最近見たマコなり社長の動画で「ハイパワーマーケティング」という本の紹介をされていて、アメリカのアマゾンに原書のサンプルがあったので読んでみたんですね。(とても読みやすかったのでポチリました)

そこにもUSPの例がいくつか載っていて、たとえばデニス・ロッドマン選手(元NBA選手)は、サンアントニオ・スパーズでプレーしていたときからそのリバウンドの数はすごくて、とても才能のある選手でしたが、当時活躍している選手がもらえるレベルのオファーをもらえないことを不服に思っていました。

彼が歌手のマドンナと交際を始めたあたりから、彼の風貌が随分と変わってきたんでね。髪をカラフルに染めてコートではめちゃくちゃ目立つ存在になり、チームメイトに悪態はつくわで全米で注目されるレベルの問題児になっていきました。追いやられるようにトレードされた先のシカゴ・ブルズでマイケル・ジョーダンやスコティ・ピッペンなどと大活躍。コート内でもコート外でもチームを代表する選手になり、スパーズ時代の3倍以上の金額で契約を更改しました。

ドミノピザはスピードとそれを我が物顔で宣伝したこと、ロッドマンはプレーと宣伝効果。

いくらいいものを提供していても、競合が出来ない何かをプラスして広めていかないとお客様は買ってくれない。お客様が自分の商品・サービスを買ってくれる理由を徹底的に顧客視点に立って考え、お客様に提示することで、「これぞ私の欲しかった商品・サービスだ」と思ってもらわなくてはならないのです。

これがUSP戦略。

ウチの野球スクールの売りは、絶対的に①夫の野球経験と、②私の徹底したカスタマーサービス(自分で言っちゃいます 笑)

とはいえ、普通に日本で当たり前とされるカスタマーケアしておけば、ミズーリ州では超一流です(^^)/

あと、この辺りでいうと③野球スクールを持ったトラベルチーム、ということもウチの売りと言えます。

じつはここをどううまく宣伝していくかは、まだ頭の整理がついていないのですね・・・(-_-;) 5年前にオープンしたときは夫の経歴を売りにしていたけど、それをことあるたびに触れてまわるのもなんか。。。という気がして、ここ数年はあまり言っていなかったのです。

しかし、ここをうまく活用して、他には流れないリピーターを増やしていければ、それこそ勝ち戦!

コロナ中に始めたメルマガや地域支援のために行ったプレゼント企画で、夫の現役時代のトリビアクイズを出したりして、ちょっとずつではありますが、またアピールを再開しました。

もっと簡潔にして、ホームぺージの頭に持ってこれるようなキャッチコピーを考えたいところです。←デザインの一部にすることで、いちいちこっちから言わなくてもいいように。

ちょっとここはプロの方に相談してみようかなぁ。

明日夫にまず相談してみます!

よし、寝る!

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