「小さいころから大切にしているもの」
小4の子向けの課題で書いてもらうテーマのひとつに、「小さいころから大切にしているもの」があります。
ほとんどの子は、モノを題材に選びます。
誕生日にもらったプレゼントや、おねだりしてやっと買ってもらったおもちゃなど。
たまに、家族という子もいます。
どれが正解というわけでもなく、その子なりの大切にしているものが登場するのがとても興味深い課題でもあります。
小4くらいのお子さんをお持ちのお母様、いかがでしょう?
お子さんは、どんな宝物を持っているのでしょうか?
これからご紹介する作文は、私の二男(現在16歳の高2)が小4のときに書いた
「小さいころから大切にしているもの」
です。
思いもしなかった意外な大切にしているものが登場し、びっくりしたものです。
ぼくが一番大切にしているのは命です。ぼくは、命が一番大切です。なぜかというと、なかったら「死」だからです。ぼくは、小さいとき、かわさきびょうというけっかんがぼろぼろになる病気になりました。(中略)ぼくが(入院しているとき)たくさんねつが出ていたのにねつけなくて、お母さんは、ぼくが泣いたままはなれるのがつらくて、(自分が帰った後も)このままねつけなかったらどうしようと思っていたそうです。ぼくは、命をまるでたからもののように大切にしたいです。
二男は、1歳3か月のときに川崎病になりました。
入院中の写真などを見せ、当時の思い出を話してあげたことはありましたが、まさか、宝物が命だと書くとは思いもしませんでした。
親の知らないところで、子どもはいろいろなことを考えているのですね。
作文を書くことがなかったら、このような思いを表現する機会はなかったかもしれません。
自分の心の中の思いに気付き、言葉にする。
言うは易く行うは難しで、大人にも、なかなかできないことです。
まずは気付く、ここからのスタートなのではないかなと感じています。
そんな気付きを得るチャンスが、作文の勉強!
テストの結果に直結する勉強ではありませんが、豊かな心を持つ大人になるために必要な学習だと、私は思っています。